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※これはもしかしたらこんな未来もあったかもしれない話です。本編にはまったく関係ありません お風呂場に入った私を、京太郎は勢いよく押し倒した。 正直、こんな体で京太郎が、私の初恋の人が反応してくれるだなんてまったく思ってなかったから嬉しい……だけどさすがに、下にあるその反り返ったのを見て、逃げ出したくなる気持ちが強くなった。 確かに私はもう京太郎のことが大好きなんだけど、これは……怖い。 京太郎「晴絵」 晴絵「んっ」キュンッ またこれだっ、名前で呼ばれるとさっきからお腹の下の方がキュンッってする……。 京太郎が、私の胸に触れる。 晴絵「ふぁっ……」 京太郎のソッとした触れ方に、私はそれだけで感じてしまった。 晴絵「んぅっ……」 京太郎「まだ触れるだけだぞ?」 晴絵「で、でもぉっ……きゃんっ」 乳首をつままれただけで、こんな声が出た。 自分で、一人でしてても、乳首をいじっただけじゃそんなことになったことなかったのに……。 私の乳首をいじってる京太郎の目が、私の顔を見ていることに気付いて顔を押さえようとするとすぐに手首を掴まれた。 京太郎「隠すな」 晴絵「んぁっ……ぅんっ」 これで、顔を隠せなくなっちゃった私だけど、京太郎にそんな風に強く言われたら私が断れるわけがない。 あぁ、私ってこんなにマゾヒストだったんだと思うと、また体の底が熱くなって、熱いのが溢れる。 そして、京太郎の右手がとうとう私の下に触れた。 晴絵「ひゃぁんっ!?」ビクッ 京太郎「おい、もうビショビショだぞ……おかしいよな、シャワー浴びてないし」 晴絵「きょ、京太郎っ……」 今、私はいじわるをされている。これからもっとされる。そう思うと体の奥からまた何かが溢れてくるっ……。 京太郎は、熱い冷たい目で私を見下ろしていた。 晴絵「ひゃぁぅんっ……」ジワァッ 京太郎の目が私をもっと興奮させてくる。 だからきっとこれは、私のせいじゃない。 たぶん私はこのまま堕とされていく、だって仕方ないもんね……これも全部京太郎のせいだもん、私は悪くないよ。 晴絵「ひゃぁっ、ちょっと……は、はげしっ」 私の部分にそっと手を添えてから激しく動かす。 それだけで、私は今にもイく寸前だったのに……京太郎はピタッと手の動きを止めた。 晴絵「ひぁっ、な、なんでっ……」 京太郎「晴絵、我慢してるだろ?」 晴絵「そ、そんなことっ!」 図星だったから、私は顔と胸とあそこがキュンッってなるのがわかって……。 だけど最後の砦であるこれを壊したら今度こそ私は戻れなくなっちゃうよ。 あれ、戻れなくなったらどうなるんだろう? 京太郎「晴絵」ニッ 晴絵「ふぁっ……♪」 でも、ここで私は理性を取り戻す。 私は先生でこの子は生徒、だけどこういうことができたのは嬉しい。 でも、私がここで堕ちたらきっと、戻れなくなる……。 晴絵「っ」 京太郎「晴絵」グチュッ 晴絵「きゃぅんっ!?」ビクンッ 晴絵「だっ、だめぇっ……堕ちるっ、堕ちちゃうっ」フルフル もうダメかもしれない……でもっ。 晴絵「やっ、ダメっ、らめっ、なんらからぁっ」フルッ 京太郎「好きにしろよ」グチュグチュ―――ッ イキそうだったのに、だったのに、京太郎が寸前で止めた。 女慣れでもしてるんじゃないかっていう手際で、私への責めを止めた京太郎。 あぁでもっ―――。 晴絵「きょ、京太郎ぉっ……い、いじめてぇっもっと、はげひくっ……♪」 堕ちちゃっても良いや。 それから、私と京太郎はお風呂から出て、私は押入れの奥から色々持ってきた。 謂わばSMグッズと呼ばれるそれら……。 京太郎「お前、元からドMだったんだな」 晴絵「ひゃぅんっ」ビクッ もう言葉だけで感じてしまうのは、こればっかりは京太郎のせいだから私は悪くない。 誰にされてもこうなったわけじゃない、絶対に、悪いのは全部京太郎だからっ♪ だから私はロープで縛られても、なにも感じない。 京太郎「縛られただけでドロドロだな、カーペットがビショビショだ」ハァッ 晴絵「しょ、しょんなのっ、わ、私のせいじゃなぃからっ……全部、京太郎が悪いんだからっ」ビクンッ 私の両手を頭の上で縛って、私の足も伸ばせないように縛って……こんなの全然、なんでもない。 晴絵「もっ、はっやくっ……」ハァハァッ 京太郎「雌犬が」 そんな言葉で、私の奥が熱くなるけど、なんでもないんだから。 晴絵「うるさいっ、早くぅっ♪」 京太郎「はいはい」グチュッ 晴絵「ひぃんっ♪」キュゥンッ 私の下がいじられた瞬間、音と共に私の体を稲妻がかけめぐった。こんなの初めてだった。 だって、自分で自分を縛ってもなにもできないし、自分でいじっても何も変わらない。だけど二つを、京太郎にされてるだけでこんなに違う。 あぁ、また堕ちちゃう、違うのに、さっきのは違うのに。 グチュグチュッ ジュプッ 晴絵「あぃっ、も、もう無理っやっ……だめっ、イクっ♪もうイクっ♪よ、ようやくイケるぅっッ♪」ビクンッ 何度もビクビクッて体が跳ねて、私は感じたことないような快感に一瞬気をどこかにやってしまった。 でも、これで堕ちた、堕ちれた。 縛られて、全部支配されてるって、こんなに気持ち良いなんて知らなかった。 晴絵「ひぁっ……えへへっ♪んぁっ……ふぁっ……」ピクッ 京太郎「晴絵、可愛いぞ」ソッ そして京太郎は、私の持ってきた道具の中にあった『首輪』を私につけた。 晴絵「ご、ごひゅじんしゃまっ……」 京太郎「良い子だ」ナデナデ 晴絵「ひゃぅんっ、も、もっと……ほしいよぉっ……♪」 もう戻れない。 私は縛られたままそう言った。 京太郎「貪欲だな……慣れてんのか?」グチャッ 晴絵「きゃぅんっ♪そ、そんなわけなぃっ、わ、私のはじめてっ、ご主人様のだもんっ♡」 もう、考える必要なんてない。 理性なんてどこかに捨ててしまったんだし思ったことをそのまま言えば良い。 私は京太郎に堕とされることを受け入れちゃったんだから……。 京太郎「はじめてで、こんなグッズ持ってて、この乱れっぷりか?」 晴絵「うんっ、晴絵はエッチな子だからっ……♪」 京太郎「じゃぁ、ちょっと確かめるか」グニュッ 晴絵「ひにゃぁっ!?」ビクンッ 京太郎がいじったのは、私のお尻、アナルだった。 自分で弄ったことがないならいきなりの異物感に嫌悪感を抱いたりしたんだろうけど、私は……自分でいじったりしてた。 さすがに25年間も彼氏がいないと、そのぐらいしたくだってなる。でもこれからは京太郎にいじってもらえるんだから、良い。 京太郎「ここ、良いのか?」ニッ 晴絵「うんっ♪そこ、気持ちいいのっ♪」 私のお尻をいじろうとする京太郎が次に出したのは、大きな注射器のようなものだった。中身は白い。 京太郎「これに牛乳まで用意してあるんだから、されても良いんだよな?」 晴絵「あっ、それはさすがに……恥ずかし―――ひゃぅぅんっ♪」ビクッ 喋っている途中で突然お尻に何かを入れられて、私は声を大きく漏らす。 だってしょうがない、もう注射の先は私のアナルに入ちゃってるんだから。 晴絵「ひゃ、ひゃべってる、とちゅうなんてっ、ひ、ひどいよぉ♡」 そして、京太郎は何も答えることなく私の中に中身を入れた。 お腹に入ってくるそれに私は必至でお尻に力を込める。 京太郎「お、全部入った」ヌポンッ 晴絵「やっ♪これ、だめっ♪やらぁっ……恥ずかしいとこっ、見られちゃうっ♡」 京太郎「喜んでるくせにな」ペロッ 晴絵「ひゃぅっ!?」 私の胸の先をペロリと舐める京太郎。 ビクンと跳ねる体だけど、私は必至でお尻に力を入れて漏れないように耐える。 だけど、京太郎はいじわるをして、私の片方の胸をむしゃぶりながら、私のあそこをいじるのを忘れない。 晴絵「らめっ♪これいじょうしゃれたらっ、んひぃっ♪おちるっ、もれちゃうっ、せんせいなのにっ、恥ずかしいとこみられりゅぅっ ♪」 京太郎「お前は先生じゃないだろ?雌犬の晴絵」グチュッ それが、とどめだった。 晴絵「イクゥッ」ビクビクンッ 結局、掃除してくれたのは京太郎だったけど、私はその間も発情しっぱなしだった。 だって……。 晴絵「ん~♪んんんっ、んむ~♪」ビクンッ 私は目隠しをされて、ボールギャグを口にはめられて、お尻にバイブを挿れられたまま放置されてた。 掃除が終わったのかようやくスイッチが切られて、目隠しが外される。 京太郎「すっかり犬の顔だな?」グチュッ 晴絵「んんむっ」ビクンッ あそこをいじられて、私はまたイキかける。 でもそれだけ、アナルのバイブだって動かされてたけどそんなに激しくなかったからイケなかった。 口のボールギャグを外されて、ようやく私は口を開ける。 私は怒るつもりだった。 晴絵「もっ、もうちょうだいっ♪京太郎のほしいぃっ」ハァッ 怒る言葉なんて出るわけがない。 だって私はもう怒れるような立場にいないんだから。 京太郎「どうしようもない変態だな」グチュグチュ 晴絵「ひぃんっ♪あっ、もっイキそっ……」 京太郎「」ピタッ またこうやって、京太郎はいじわるをする。 私がイキたいのにいかせてもらえない、でも私はそれが京太郎に支配されてるってことなんだってわかって、また体の奥を熱くする。 この熱くなった体をなんとかしてもらうために弄って欲しい、けどいじられるとまた熱くなる。 悪循環……全然、悪じゃない。 晴絵「ちょうだいっ早くぅ♪」 京太郎「しょうがないな」 京太郎の固いのが、ようやく私のあそこに当てられて、それだけで私はキュンキュンって奥がうずく。 晴絵「はやくっ、はやく」 京太郎「お前初めてだろっ……いくぞっ!」グッ ズンッ 奥に一気に挿入されたそれに、私は痛みを覚える―――ことは無かった。 晴絵「ひぐぅっ」ビクビクッ なんでかわかんないけど、痛みの分も快楽になったみたいな感覚が、京太郎から私に流れ込んだ気がした。 おかしくなりそうで、だけどおかしくなってるのに、初めの一突きで私はイッた。 京太郎「痛くな……さそうだな」ニッ また京太郎が笑って、私も笑う。 晴絵「え、えへへわ、わらひっ、しょ、処女らのにっ……ひ、一突きでいっひゃったぁ……っ;」 もうどうしようもないぐらい堕ちきってるのは自分でもわかってるけれど、もっと堕ちたらもっと気持ちが良いのかと思ってどんどん と深みに嵌っていく……そんな感覚がたまらなく気持ちいいから、私は縛られたままもじもじと動いて京太郎を自分なりに誘ってみる 。 晴絵「ご主人しゃまっ、京太郎っ、わ、私のことっ、壊れるぐらい突いて、もっと堕としてっ」 京太郎「晴絵ぇっ!」ヌプ…グプンッ! 晴絵「ひいんっ♪またイっひゃったぁっ」ビククッ また一突き。 晴絵「んひぃぃっ」ビクッ また一突き。 晴絵「ひぐぅっ!?」ビクンッ 獣のような京太郎の突きに、そのたび私はイッて意識も一瞬どこかへと遠のく。 自分でもわかるぐらい子宮が京太郎の精液を求めてて、京太郎を気持ちよくさせたいってなってるのがわかる。 晴絵「きょ、きょーたろっ♪もっと、もっとついてっ♪ひぎゅっもっと、いっぱいぃ~~ッ」 京太郎が突く度に私の下の口からはブジュブジュと音を立てて愛液が吹き出る。 一回一回、イクたびに私は堕ちてイッて、京太郎から離れられなくなる。 晴絵「またイグッ」プシャァッ 京太郎「潮まで吹いたのかよこの雌犬がっ」グプッヌプッ 晴絵「らって♪らって、きょ、きょう、ひんっ♪きょうくんのがっ、きもひよすぎぃぃっ」 たぶん京太郎以外とこんなことすることはなかっただろうし、京太郎以外じゃこんな風にならなかった自身が私にはある。 だってこんなに私をどん底まで堕としたんだから、もう私には京太郎以外見えてない。 晴絵「またっ♪あひゅんっ、ひぐっ、んぉっし、しんじゃうっ、こんにゃっ、こんにゃんじゃっひぃぃんっ、んむっ」 私を正常位で突きながら、京太郎は私の唇に自分の唇を合わせてきた。 初めてのキス、女の子同士で集まったら必ずするらしいけど、私はとてもじゃないけどできない初めてのキス。 だって口でのキスより先に、子宮の方がずっと、何度もキスしてるんだもん 晴絵「んんんんっ」 乱暴に舌を入れられて、口の中まで犯されて、どうしようもないぐらいに征服されちゃってるから、私にできるのは私も頑張って舌を絡ませるだけ。 口を離すご主人様。 晴絵「んひゅぅっ」 京太郎「ぷぁっ、ほら……撮っといてやるよ!」 ご主人様は私に向けて携帯で写真を撮る。 晴絵「も、もっと撮って♪淫乱な晴絵の写真撮って私のこと縛ってにげられなくしてぇっ」プシャァッ また潮を吹いて、床や体をビショビショにする。 ご主人様は満足したのか、写真を撮るのをやめて私を縛っていた縄をほどいてそこらへんに放り投げるとそのまま私の背中に手を回してさらに激しく突く。 京太郎「ぐっ……」 晴絵「ひぁんっ♪らめっもっほんとい、イグッ、もうっ、すごいのきちゃぅぅっ」 京太郎「もう出るぞっ」 私はすぐにご主人様の背中に足を回す 晴絵「ご、ごひゅじんしゃまのせーしざーめん一杯ちょうらいっほしぃのぉ」 京太郎「わかったよ、子供できてもしらねぇぞ!」ズンッグチュッヌプッ 晴絵「ひぃぃんっいいからっしらなくてもっ♪ごひゅじんしゃまのおもちゃでいいからっ♪つごうのいいおんにゃでいいのぉっ♪ごひゅじんしゃまっ、いっぱいちょうらいっごひゅじんしゃまのざーめんほしいって、しきゅうがキュンキュンしちゃってっ♪あひぃっもっとぉぉっ」グッ 京太郎「もっ……くっ」ドプッ 晴絵「んひぃぃっきてりゅっごひゅじんしゃまの♪ざーじるぅ♪しきゅうにいっぱいでっ♪こ、こんないっぱいあついのらめぇっひんじゃぅっやけどしゅるぅぅっ……ひぃんっ」ビクビクッ 京太郎「ぐっ、搾り、取られるっ……」 晴絵「ふぇっ……ふぁあっ」クタァッ そこで、私の意識は途切れた。 京太郎「よっと」スッ 晴絵の体を拭いて、俺はベッドにそっと晴絵を寝かす。 俺も疲れて今すぐ寝たいんだが、片付けるか? 京太郎「いや、良いか……」 明日になったら混乱してて忘れてかねない俺のことを思うと、ここらへんは散らかしておいた方がよさそうだ。 京太郎「入るぞー」ソッ そっとベッドに入って、俺は眠る晴絵の頬を撫でる。 くすぐったそうにする晴絵を見てると、俺の初の彼女?って言って良いのかわからないその人がやけに愛おしく思えてきた。 いや、さっきの時点でそうでもなかったかと言われると困るのだけれど……さっき晴絵が言っていたように子供ができたからってしらんというわけにはいかないし、そうする気もさらさら無い。 責任は取るつもりだ。 だから俺は、とりあえず寝ることにした。
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?- 京太郎「またか」 「さて、あと罪としての繋がりが薄いのは強欲か」 京太郎「知らんけど」 「まぁともかくだ、どこに行くのもお前の自由だ」 京太郎「おう」 ?- 京太郎「なんだこの扉?」ギィッ 「いつも一緒にいた奴の部屋、どこにいても必ず一緒にいるよ、そいつだけは」 京太郎「どういう意味だ?」 「現実の距離とかの意味じゃないぞ、まぁ言ってこい」 バタン 「最後まで話聞けよ」 ?の部屋 京太郎「ん、ここは……長野か?」 ?「あれ、どうした?」 京太郎「あ、前の」 ?「そっか、前以来だな」ウンウン 京太郎「なんか知らない扉があったから入ってみたんだけど」 ?「なるほどね、じゃあ次の扉に入った時に手伝ってやる」 京太郎「え、そりゃ助かるけど」 ?「あくまでもアドバイスとか程度だけど、してやるから期待しててな」 京太郎「おう、ありがとうな」 ?「その変わりちょっとは私と……あれ!?」ビクッ ?「構えよ!」ウォイ! 72日目- 京太郎「んぁ?」 照「ん……」zzz 京太郎(なんで照ちゃん俺の寝てる布団で寝てるんだ……おもちが無いからか、精神衛生上良いぞ!) 宮永母「あらら」 京太郎「!?」 宮永母「まだ時間あるからゆっくりしてても良いわよ」フフフッ 京太郎「お待ちになって!お慈悲をっお慈悲をっ!」 宮永家前- 京太郎「それじゃありがとうございました!」ペコッ 宮永母「また来てね」 京太郎「はい、ではまた!」 照「途中まで行こっか」 京太郎「おう!」グッ 京太郎「さて、どうすっかな」 京太郎「まぁ良いか!」ハハ 京太郎(すまん透華、もうちょっとだけじらすぜ!) 京太郎「よし、あとで電話しよ~」 京太郎(昼まで時間つぶすかな) 京太郎「プロは暇(偏見)」 京太郎「今日も良子さんに電話してみよう!」 プルルッ 良子『私です』 京太郎「戒能さん、今日暇ですか?」 良子『まぁ暇ですが』 京太郎「行っても平気ですか?」 良子『わかりました、昨日と同じ場所で待っていてください』 京太郎「大丈夫ですか?」 良子『今日はすぐ行きますので』 京太郎「はい」 良子『ではまた後で』 京太郎「はーい」プツッ 朝- 京太郎(よし、弘世さんにも連絡完了!) 良子「お待たせしました」 京太郎「いえ、めちゃめちゃ早いですね、まだ十分ぐらいですよ」 良子「そうですね、まぁ良いでしょう、車にどうぞ」 京太郎「まぁそうですね、お邪魔します」 京太郎「そう言えば戒能さんたちプロの男性絡みの話ってありませんね」 良子「……痛いところをつきますね」 京太郎「あ、でも女子高が多いんでしたっけ?」 良子「そうそう、そういうことです、男性との絡みも少ないですから」 京太郎「なるほど……お、じゃあ俺ってレアなんですかね!戒能さんみたいな人なら大歓迎なのになぁ!」 良子(っべー、ハンドルから手を滑らせるところでした、ノーウェイノーウェイ) 良子「ははは、お上手ですねー」 戒能良子家- 京太郎「お邪魔しまーす」 良子「どうぞ」 京太郎(へぇ~思ったより和風、ってより永水の人と従姉妹ってぐらいだし納得か) 良子「そう言えば、今週号の週刊麻雀なんですが」 京太郎「はい?」 良子「須賀君の特集組まれてますよ」 京太郎「ウェェィ!?」 良子「そっちに取材の連絡とか言ってると思いますよ、学校に」 京太郎(ここ数日いなかったからなぁ~) 京太郎「良いですか?」 良子「どうぞ」 京太郎「……」オソルオソル 京太郎(まずは……白糸台、次は臨海女子、そして……永水、千里山、姫松……っで俺!?) 京太郎「確かに俺だっ!」 良子「男子高校生トップクラスの人気ですよ、写真もローカルでやってた個人戦のものばかりですけれど」 京太郎「うわぁ、なんかピンとこないっす!」 良子「でしょうね、取材とかは受けておくものですよプロになった時の仕事の入る量が違うので」フム 京太郎「いやに現実的ですね~」 良子「大人の世界ですから」 京太郎「なるほど」 京太郎(詳しくは後で見よう) 昼前- 良子「ランチはどうしましょうか?」 京太郎「あ~どうしましょうね~」 良子「作るか食べに行くか、ですね」 京太郎「そうですね~」 京太郎「買いに行きましょうか!」グッ 良子「では行きましょうか」ニコッ スーパー- 京太郎「何が良いですかね~」 良子「なににしましょうね」 記者「ちょっと貴方、須賀京太郎君じゃない!?」 京太郎「うおっ、なぜ!?」 記者「えっと、私こういう者なんだけれども」スッ 京太郎「えっと、出版社って」 良子「記者さんですよ」 記者「あのね、取材させてほしいの!」 京太郎「か、戒能さんっ」 記者「うおっ、良く見れば戒能プロ!」 京太郎「ど、どうすれば」 良子「そこは京太郎君の御好きに」 京太郎「せっかくだし受けます」 記者「ありがとう!ここ、ここに来てくれる!?いつでも良いから、須賀君に合わせるから!」 京太郎「お、おうおうおう、わかりました」 良子「せっかくですので今から行ってしまいますか」 京太郎「ふきゅっ!?」 記者「ありがとうございます戒能プロ!」 良子「付き添いで一緒に行くので平気ですよ」 京太郎「じゃ、じゃあそれで」 記者「じゃあ話は通しておくから!」 良子「では商品を戻していきましょうか」 京太郎「は、はい……」 京太郎(WEEKLY麻雀TODAYかぁ……) 本社- 良子「思ったより近いでしょう?」 京太郎「はい、思ったよりは」 良子「では行きましょうか」 京太郎「了解です!」 京太郎(な、なんかわからんが良さげなソファに座らされたっ) 良子「私も近くで見ていますから」 ??「どうも、いやぁ後輩から聞いて驚きましたよ、あ失礼、私西田順子と言います」 京太郎「あ、ご丁寧にどうも」ペコリ 順子「いやぁ、あの原村和のいる清澄高校を破った龍門渕高校の須賀京太郎君、私気になりますよ~!」 京太郎「は、はぁ」 順子「さて、どこから聞きましょうかねーあ、一応聞いておきますが戒能プロとの関係は?」 京太郎「え!?」 京太郎「まぁ、ある意味では師匠ですかね?」 順子「師匠、ですか?」 京太郎「永水に連れて行ってもらって修行つけてもらったりとかしましたんで」 順子「なるほど、永水とも関わり合いを、ふんふむ!」 京太郎(だ、大丈夫だよな?) 順子「じゃあ、麻雀はいつ頃から?」 京太郎「えっと、小学生のころからだから、もう7年ぐらいになります」 順子「それは小さい時からやってたんですね」 京太郎「ええ、それはもう……化物を相手にしていて」 順子「そう言えば戒能プロ以外にも三尋木プロ、小鍛冶プロ、瑞原プロなどもお名前を上げていましたが関係は?」 京太郎「まぁそれも全員師匠みたいなもんで」 順子(え、プロ四人全員師匠!?) 順子「インターミドルなんかには出てませんでしたけど、どうして?」 京太郎「その時は友達とやるのが楽しかったんで、って感じですね」 順子「そうなんですか、ぶっちゃけ強いですか?」 京太郎「なんてこと聞くんですか」 順子「謙遜したり大見得きったりと、人によって色々ありますからね~」 京太郎「ん、俺は強いです」 順子「おお、自信満々ですね」 京太郎「弱いって言ったらいろんな人たちに怒られますんで」 良子(それが正しい) 順子「じゃあ目指すは優勝?」 京太郎「優勝以外に目指すものはありません!」 順子「じゃあ、期待させてもらいます!」 京太郎「はい!」 順子「須賀君的に、今年の女子インターハイ団体で一番の優勝候補などはありますか?」 京太郎「やっぱり白糸台ですかね」 順子「案外普通な答えなんですね」 京太郎「別に賭け事じゃないんですから大穴を狙う必要はないでしょー」 順子「まぁそうなんですけど」 京太郎「あくまでも、龍門渕を除いた上での話ですけどね?」ニッ 順子「はい、今回はこれで終了ということで、ありがとうございました!」ペコッ 京太郎「いえ、こちらこそありがとうございました」ペコッ 良子「さて、だいぶ遅れてしまいましたがお昼を食べに行きましょうか」 京太郎「はい、あ、あと電話番号とかメールアドレスとかは?」 順子「教えてもらえると助かります、今度取材するときにお願いしたいので」 京太郎「はい」 順子「さて、こちらです」 ???「ん?」 京太郎「あ……」 良子「これはこれは―――」 京太郎「大沼、プロ?」 秋一郎「ほぉ、それが例の暴食か」 良子「そのようです」 京太郎「は、はじめまして!須賀京太郎です!」ペコッ 秋一郎「暴食、色欲、それから魔眼か」 京太郎「えッ!?」 秋一郎「へっ、おもしれぇガキだな」ニッ 京太郎「!?」ゾクッ テクテクテク 良子「さて、行きましょうか須賀君」 京太郎「あ、はい……」 夕方- 京太郎(結局、昼を食べて少し話してたらこんな時間になったなぁ) 良子「それでは」 京太郎「はい、ありがとうございました!」ペコッ 京太郎(とりあえず白糸台に行くかー) 白糸台高校前- 京太郎「さて、誰かに連絡しないとな!」 尭深「いらっしゃい」 京太郎「どうも、迎えに来てもらってありがとうございます」 尭深「別に良いよ、誰かしらいないと入れないだろうし」 京太郎「入れるのも異常ですけどねぇ」 尭深「麻雀至上主義な学校だし、麻雀のこととなると許可は取りやすいから」 京太郎「なるほど」 尭深「有名人だしね」フフッ 京太郎(笑っても可愛いな、おもち) 白糸台高校・麻雀部部室- 京太郎「どうもこんにちはっす」 菫「いらっしゃい、昨日は照の家に泊まったそうだが、見境ないな」ニコッ 京太郎「ご、ご慈悲をっ!」 菫「まぁ君がなにかするとは思えんが」 照(してくんないんだよね) 淡(うちでも良いのに~) 京太郎「あははは」ハハッ 尭深「どうぞ」 京太郎「淹れるの早いっすね!?」 誠子「どう須賀君、最近パスタ、クルクルしてる?」 京太郎「隠す気ないのかよ!?」 京太郎「淡、安定はしてるか?」 淡「当然じゃん、誰だと思ってんの?」ニッ 京太郎「おう、お前はそういう風が良いよ、元気なお前が一番だ」 淡「いいいっ、一番!?」アワワッ 京太郎「おう、安心する」ナデナデ 淡「そ、そっか……えへへ」パァッ 京太郎「全国には、全員集まるからな……飲まれないように」 淡「飲まれる?」 京太郎「お、なんか先輩っぽかったな」 淡「え、京太郎って高校百年生以上なの?」 京太郎(アホだな)ウンウン 夕方2- 京太郎(さて、どうするかなぁー)キョロキョロ 京太郎「じゃあ打ってるところ見てますよ」ニコニコ 菫「そうか、じゃあアドバイスは頼むな」 京太郎「了解です!」 京太郎(罪悪感はあるが、これもみんなのため!) 菫「私たちは見学だな」 京太郎「まぁ、大局的な物の見方ができて見学ってのも良いですよね」 菫(大物っぽいぞ) 淡「終了~」 京太郎(淡と照さん、全力では無かったか?) 菫「淡の絶対安全圏とダブリーに、照は連続和了まで……場が荒れたな」 誠子「なんて日だ!」クワッ 尭深「収穫完了」 京太郎(まったくだ、収穫は十分) 夜- 京太郎「さて、お疲れさまでした」 菫「今日もお疲れ!」 淡「くじびきー!」 京太郎「よし!」 照(今日こそ二人きりに!) 京太郎「フフフッ!」 誠子「よし!」 尭深「今日こそ」 京太郎「ふぅ……」 京太郎「またかぁぁぁっ!?」ガクッ 淡「ざまー!」ケラケラ 尭深「残念」 照「ごめんね京ちゃん」 菫「さて、二回戦だ」 誠子「回避、超回避しろ!」 淡「マジ無理、マリカしょ」 京太郎「バカ言ってないでやるぞ~」 京太郎「掃き掃除とか頼むなー」ガチャガチャ 淡「なにしてるの?いかさま?」 京太郎「なんでだよ!まぁとりあえず、整備だよ」 淡「なにか必要あるの?」 京太郎「整備用の道具はそろってるのに使ってなさそうだからなぁ」 淡「あぁ、みんな良くわかんないって」 京太郎「そっか、こういうとこ油差しとかないとな」 淡「へぇ~男の子だね!」 京太郎「男の子だよ」カチャカチャ 淡(か、かっこいいかも!) 淡「送るのご苦労、またね!」 京太郎「はい、お疲れさん」フリフリ 京太郎(さて、泊まる場所かぁ) 京太郎「誰かに頼りすぎだよなぁ」ウン 京太郎(迷惑じゃないかなぁ?) 京太郎「さて、どうするかなぁ」ムムッ 京太郎「ん~、明日仕事だったりしないかな?」 京太郎「電話してみよ」 プルッ 咏『もしもし?』 京太郎「実は今東京に居てですね……泊めてくれませんか?」ハハッ 咏『良いよ、明日暇だしねぇ』 京太郎「助かります、じゃあ行きますんで!」 咏『うん、待ってる』 京太郎「さて、どっか寄るか?」 京太郎「ようし、真っ直ぐ向かうぞ!」 三尋木咏家- ピンポーン 咏「いらっしゃい」ヒョコッ 京太郎「咏さんありがとうございます」 咏「うん良いよ良いよ、頼ってくれれば」ニコッ 京太郎(?) 咏「東京にはいつから?」 京太郎「数日前からですよ」 咏「最初から頼ってくれれば良かったのにね」 京太郎「まぁそうなんですけどねぇ」 咏「まぁ良いか、たまには晩御飯作るから座っててよ」ニコッ 京太郎「了解っす」ブーブー 京太郎「ん、電話か?」 差出人:良子 本文『ヘルプ、はやりさんが泥酔してます』 京太郎「oh……」チラッ 咏「~♪」 京太郎(どうするか) 京太郎(よし!) プルルッ 良子『もしもし、京太郎君、援軍を!は、はやりさんそれは違います!』 京太郎「今すぐ行きますよ」 良子『それは助かります!場所は先日の、あっ、そこだめですはやりさんっ!』 京太郎「じゃ、じゃあまた後で!」 咏「どうしたの京ちゃん、御飯できるよ?」 京太郎「すみません、ちょっと出かけてきます!」 京太郎「本当にすみません、すぐ!すぐ戻りますから!」 咏「……うん」コクリッ 京太郎「すみません!急ぎますから!」 ダッダッダッ 咏「……まったく、冷めちゃうなぁ」 京太郎「お待たせしましたぁ~!」 はやり「あ、京ちゃんだ!」ギュッ 京太郎「ぬおっ!?結構意識あるじゃないですか!」 良子「ソーリー京太郎君、はやりさんが京太郎君を呼ばないと私をいじくりまわすというので、とりあえず」 京太郎「ええ~」 良子「もう良いでしょうはやりさん?」 はやり「うん、とりあえず今日の京ちゃん分は補充したから!」グッ 良子「はぁ……送って行きましょうか?」 京太郎「良いんですか?」 良子「Yes」コクリ 京太郎「自分で帰りますよ!」 良子「ここに来るまで結構かかったでしょう、自分で帰るタイムをロスしますよ?」 京太郎(家の前ぐらいまで送ってもらうかな?) 京太郎「やっぱ送ってもらって良いですか?」 良子「Yes、迷惑をかけましたから……はやりさんは一人でお帰りください」 はやり「え~良子ちゃんひどーい!」ワー 良子「京太郎君をもてあそんだんですから」 はやり「なんだかやらしいね?」 京太郎「んなことないです」 はやり「じゃーねー京ちゃん♪」 京太郎「はい」 はやり「写メ取っちゃお!待ち受けにするから!」 京太郎「付き合いますよそのぐらい」ハハッ はやり「そっか、じゃあね京ちゃん!またね☆」 京太郎「はい」 良子「では、行きましょうか」 京太郎「はい」 良子「一応言っておきますが、私は飲んでませんよ?」 京太郎「そこはマジでお願いします」 三尋木咏家前- 京太郎「ありがとうございました良子さん!」 良子「いえ、また付き合ってくださいね京太郎君」 京太郎「はい!」 良子「では」 京太郎「よし、インターホンは押さなくて良いって言ってたよな」ウン ガチャッ 京太郎「咏さ~ん?あ、料理並べられてる」 京太郎(あぁ、料理冷めちゃったなぁ) 咏「京ちゃん……」スッ 京太郎「ん?」 自分の師匠である三尋木咏がそこには居た 俺が理解するには遅すぎた……気づけば咏さんは俺の胸に飛び込んで来てて、焼ける様な感覚はすぐに来た 京太郎「がっ、あ゛ぁ゛ぁ゛ッ!?」 使用である咏さんが泣いていて、俺は何を言えるわけでもなく苦痛に声を上げる 咏「ひどいよっ、京ちゃんッ!なんで、なんで良子ちゃんと一緒に帰って来てんのさぁ!」 それが悪かった?いや、それだけで俺が刺されるとは思えなかった 痛みを必死で我慢しながら、突き刺された包丁を見る 咏「なんの理由も言わず出てって、あんな女と帰ってきて、あたしにはわかんねーよ、久しぶりに連絡が来て、嬉しくってッ……でもはやりちゃんや良子ちゃんに京ちゃんと一緒にいたとかいう話聞いてっ」ポロポロッ 最初に俺を好きだと言ってくれたのは咏さんのはずだ、そんな咏さんに俺はしばらく連絡しなくて、挙句に近くにいてもまったくなにをするでもなかった 俺が悪いのか?いや、きっと悪いからこうなってるんだろう 咏「ッ!」 胸の中心、その下あたりに刺されていた包丁が抜かれて、俺は足に入れていた力を失ってそのまま倒れる 京太郎「うっ……た、さんッ……」ゼェハァッ 俺はなんとか体を仰向けにするけど、俺の上に咏さんが馬乗りになった 咏「ごめんね、京ちゃん、大好きだよっ……」 最後に見た咏さんのその笑顔は、俺の大好きな咏さんの可愛らしい笑顔とは程遠かった…… 三尋木咏BADED ※その前にBADED(ゲームオーバー)のため『カピーの部屋』に送られます ハギヨシ「えー今日は初登場です、須賀京太郎君」 パチパチパチ カピー「カピ!」ツッタサカナニエサヲヤル! ハギヨシ「まぁ今回の場合はだいぶ特殊でしたがね、東京に来たら一度ぐらい会ってあげましょう、大事なイベントもありましたしね」 カピー「県大会優勝だな」 ハギヨシ「普通に喋るんですか」 カピー「面倒だらね、とりあえず咏も色々協力してくれたんだし会いに行かないとな、それに三尋木咏がお前を好きってことはお前自身知ってるわけだからな」 ハギヨシ「一緒に鹿児島に行って以来ですからね……まぁ、基本的にそれほど警戒することもないでしょう、現状でも危険な女性はいないようですから」 カピー「ということで、三尋木咏の鬱憤はこれで晴れたから次に同じ時間軸の同じ状況になっても対応が変わってくるからな!」 ハギヨシ「では、またお会いしましょう」 ルールル、ルルル、ルールル、ルルル、ルールールールールー 京太郎「自分で帰りますよ!」 良子「ここに来るまで結構かかったでしょう、自分で帰るタイムをロスしますよ?」 京太郎(家の前ぐらいまで送ってもらうかな?) 京太郎「やっぱり自分で帰ります!」 良子「そうですか?」 京太郎「はい、ありがとうございます」 はやり「じゃあ私がっ!」 良子「貴女は私と来ましょうね」グイッ はやり「やぁ~ん京ちゃん~♪」 京太郎「あはは、じゃあまた~」 ダッダッダッ 三尋木咏家- 京太郎「た、ただいま帰りました~」ゼェハァッ 京太郎「あれ、咏さん?……あ、冷めちゃってる」 咏「……京ちゃん」 京太郎「あ~咏さん、その、すみません」ペコッ 咏「なにしてきたの?」 京太郎「えっとですね、はやりさんが泥酔しちゃったって聞いて良子さんを助けに~」 咏「なるほどね」ジトー 京太郎「その、すみません……」ペコッ 咏「いいよ、レンジで温めるしかねーじゃん、知らんけど」イソイソ 京太郎「うぅ、申し訳ないっ」 京太郎「咏さん」ギュッ 咏「ひゃわっ!?な、なにやってんの京ちゃん!?」カァッ 京太郎「いえ、俺を好きだって言ってくれた人に寂しい思いさせちゃったかなって」 咏「べ、別に……いや、本当はちょっとだけ寂しかったっつーか、いや、知らんけどっ」フイッ 京太郎「ごめんなさい」ギュゥッ 咏「ちょっと、キツい」 京太郎「あ、すみません」パッ 咏「れ、レンジが鳴るまで……このままが、良い……」ギュゥッ 京太郎「……はい」ニコッ 京太郎(30秒ぐらいだけどなぁ) 京太郎「ふぅ、おいしかったです!」 咏「なら良かったよ、練習したかいがあるってもんだよね、わからんけど」 京太郎「いやぁ、ほんとおいしかった」ニコッ 咏(よし、胃袋は掴んだ!) 京太郎「咏さんってなんで俺のこと好きになったんです?」 咏「ふぇっ!?」 京太郎「いえ、なんとなく」 咏「べ、別にそういうのは言うもんじゃねーと思うんだけど?」 京太郎「まぁそうですけど、容姿だけなら俺より良い奴なんて五万といると思いますし」 咏「でも、容姿だけ見たって私ん中では京ちゃんが一番だけどねー……ッ」フイッ 京太郎(言ってからはずかしくなってんじゃん) 咏「京ちゃんのこと好きなんだから、それで良いじゃんっ!」 京太郎(かわいい) 咏「京ちゃんお風呂どうする?」 京太郎「入りますよ?」 咏「先に入る?」 京太郎「後に入りますよ」 咏「へぇ……覗いても良いよ?知らんけど」 京太郎「おもちないですし」ボソッ 咏「京ちゃん、なんて?」 京太郎「いえ!もしかしたら覗くかも!」 咏「えへへ、待ってるね!」テテテッ 京太郎(待ってるって……大胆すぎる……おちつけマイサン) 京太郎「さてマイサンも落ち着いたし、どうする?」カァッ 京太郎(あそこまで言われたしなぁ、待ってるって言ってたけど……)ムムッ 京太郎(待っててもらってのぼせても怖いからな) テクテクテク 京太郎「咏さん、覗きませんからね!」 ガラッ 咏「なんでだよ!」 京太郎「ビショビショのまま出てこないでください!」 咏「バスタオル巻いてるじゃん!」 京太郎「そう言う問題じゃなくてっ」 京太郎(不肖の息子、おもちが無くても全然反応するじゃないかぁ!) 咏「あっ」 京太郎「す、すみません咏さん、男の性なもので」 咏「え、えっと……一緒に、入る?」 京太郎「じゃ、じゃあ、入ります」 咏「じゃ、じゃあ待ってるから!」ダダッ 京太郎(良く無い、非常に良く無い展開だ……だが、行く!)ゴッ 咏(なんか麻雀やってる時を思い出す気迫が) 風呂- 京太郎(さて、現在背中を洗ってもらってるわけだが……) 咏「気持ちいい?」 京太郎「はい」 咏「良かったぁ~」 京太郎(まずいな、振り返って俺のマイサンをバラすわけにもいかん……一回ばれてるから知らんけど) 咏「んっ」スリッ 京太郎(っ!?)ビクゥッ 咏「はやりんとか良子ちゃんだったら良かったんだろーけどね、わっかんねーけど」スリスリ 京太郎(これは、咏さんのっ肌!?) 京太郎「う、咏さん!」ガバッ 咏「ひゃんっ!?」 京太郎(やばい、本能のまま押し倒してしまった……)ゴクリッ 咏「きょ、京ちゃん……あたしのこんな、貧相な体、だけど……」 京太郎「そんな体に興奮させられてるんですけどね」ググッ 京太郎(うむ、理性が効いているが、どうにもヤバいなぁ) 京太郎「う、咏さんっ……」 咏「えへへ、良いよ京ちゃん、まぁできても知らんけど」ニッ 京太郎「うぅっ」 咏「ま、あたしを選ぶか選ばないかは別にしても……ほら」ギュッ 京太郎「ッ!?」 咏「良いよ、おいで?」 寝室- 京太郎「……」 咏「京ちゃ~ん」ギュッ 京太郎(あぁ、やらかした……まぁ中では防げたから妊娠はないだろうけど) 咏「はじめて、あげちゃったんだよねぇ」ニコッ 京太郎(うん、知ってる) 京太郎「その、ありがとうございます」 咏「え?」 京太郎「初めてをもらったとかを抜きにしても、俺みたいな優柔不断な奴を……好きでいてくれて」 咏「なに気にしてんのさ……たとえば京ちゃんがあたしを選ばなくても、あたしの初めてが京ちゃんで京ちゃんの初めてがあたしだったってことは一生忘れないでしょ?知らんけど」 京太郎「ま、まぁ」 咏「なら良いよ……京ちゃんはロリコンだったってことで」ニッ 京太郎「ちょっ、咏さん!?」 咏「冗談冗談だよ~」アハハ 京太郎「か、勘弁してくださいよ~」 咏「まぁ最悪、愛人枠でもいいし」ニヤッ 京太郎「そんな不誠実なマネはできません」 咏(まぁ、そう言うよねー) 咏「それでさ、第二ラウンド……する?」 京太郎「……」 京太郎「い、良いんですか?」 咏「目が爛々としてるし、あたしも……一回じゃ満足できないんじゃね?知らんけどっ」プイッ 京太郎(かわいい) 72日目終了- ?- 京太郎「せっかくいい気分で寝てたのに」 「あんなことしてから選ばないとか、サイテーだな」 京太郎「うっせぇ!」 「まぁトゥルーには一歩近づいたな」 京太郎「はぁ?」 「ほら、選べ」 京太郎「さて、はやりさんだな」 「お前マジでそこ選ぶのか?」 京太郎「ん、なんで?」 「いや……まぁ、知る必要のないことまで知るかもしれないってことだ」 ?「協力するのは嫌なんだけど、するって約束したもんなぁ」 京太郎「なんだ、二人して」 ?「とりあえず行こうか」 京太郎「おう」ギィ 「頑張れよ」 バタン 京太郎「ここは、テレビのスタジオ?」 ?(深層心理の世界、ってこれはあの小娘に教えてもらったろ?) 京太郎「小娘?」 ?(あぁ、トシだよ) 京太郎「小娘って……あ、はやりさんだ」 ?(いや、あれはスケープドールっていうかはやりそのものじゃないな) 京太郎「どういうことだよ?」 ?(まぁとりあえず、場所を移動するぞ) 京太郎「はやりさんの世界だけだいぶ違うな」 ?(年期と奴のこの力への理解故、と言ったところだな) 京太郎「は、はぁ……」 ?(アイツの最も最深部に踏み込むぞ、お前が過ごした中にあるはずだ) 京太郎「ん?」 京太郎「じゃあ他のスタジオに行ってみるか」 ?(まぁ選択に文句を言うつもりはないけれど、知る必要は無いと思うな) 京太郎「ん?」ガチャッ はやり「みんなのアイドル!牌のお姉さんはやりんだよ~☆」 スタッフA「売れるもんですね」 スタッフB「やっぱり大きいお友達からの支持が大きいけどな」 ディレクター「まぁ、売れるうちに頑張ってもらわないとな」 京太郎「うわ、グロい」 ?(だから言ったのに) 京太郎「うん、こんな場所はゴメンだわ」 ?(でも実際にこう言ってるのかはわからない、彼女の深層心理の世界だから……実際は被害妄想かもしれないしな?) 京太郎「それを信じますよ、ほんと」 はやり「京ちゃん!」ダッダッダッ 京太郎「はやりさん?」スッ ?(不味いな) はやり「」ザザッ 京太郎「ん?」ドクンッ 京太郎(すれ違った瞬間っ、なんだ、ノイズ?) ?(はずれってことだな、次の場所に行くか?) 京太郎「ッ……あぁ、はやりさんの家に行こう」 ?(わかった、大丈夫?) 京太郎「問題ないけど、結構遠いのか?」 ?(はやりの家を想像してそこらの扉を開けてみろ) 京太郎「ん……」ガチャッ 京太郎「おお、はやりさんの家」 テクテク 京太郎「リビングで、なんか部屋の隅っこにいる」 ?(まぁ、避けて通ることも可能なんだがお前がわざわざ踏み込んだんだぞ) 京太郎「なんか知らんが俺のせいか……」 京太郎(とりあえずテーブルの上のビール缶の謎の量……) はやり「欲しい物はね、手に入れたんだよ?」 京太郎「え、はい?」 はやり「いろんなものを手に入れたのに、なんだか満たされない……」ボォー ?(強欲の代償だな) 京太郎「なんでまた」 ?(いや、正確には長い間『強欲』の力を持っていた故だな) 京太郎「長い間持ってると、代償があると?」 ?(そういうことだ、制御して代償を払わないことも可能だが、制御できずに持ち続けた結果がこれだ) 京太郎「はやりさん……」 ?(知らなくて良いことなのに) 京太郎「はやりさん」 ?(どうするもお前の自由だ、酷い結果にはならないだろうし) 京太郎「……シロを助けた方法と同じ方法なら」 ?(やるだけやってみて) 京太郎「」ゴッ はやり「~~~ッ!?」ビクビクッ 京太郎「ふぅ」 はやり「きょ、京ちゃんっ、色欲ぅっ!?」ハァッハァッ 京太郎「はい、ちょっといただきました」 はやり「な、なんでっ、かな☆」 京太郎「あんまり何を言っても聞きそうになかったんで」ウン はやり「ふぇ?」 京太郎「いやね、この空間見てたら他のみんなと違って誰もいないんですよ」 はやり「そ、れと、どういう関係ッ、?」 京太郎「たぶんですけど、はやりさんの欲しいものって信頼をおける人だと思うんです」 はやり「は、やや?」 京太郎「だから、はやりさんの周囲には健夜さんや良子さんや咏さんがいるのに、なんでその人たちがここに居ないんですか、欲しいなら強欲なら素直になればいいのに」 ?(そういうな、大人になったら) 京太郎「だから、まず俺から信頼してみるってのはどうです?」 ?(聞かないかー) 京太郎「頼りないかもしれないですけど、できる限りは頼りになれるようにしますから……周囲の人を、もうちょっと信用してみたらどうです?」 はやり「大人になると、大変なんだよ☆」ハァハァ 京太郎「まぁ子供の俺にはまだわからないですけど、信用……できませんか?」 はやり「そういうことじゃないんだけどぉ~」フゥ 京太郎「じゃあ良いじゃないですか、守りたいものが欲しいなら俺がなります、守ってくれるものが欲しいなら俺がなります、信頼できるものが欲しいなら俺がなります、だから……ね?」 はやり「こんな熱く口説かれたのは初めてだヨ☆」 ?(キツい) 京太郎「あはは、じゃあ俺を」 はやり「私を」 ―――守ってください バァッ 京太郎(雰囲気が変わった?) はやり「ありがと、京ちゃん」ギュッ 京太郎(夢なのにおもちがっ!) はやり「お礼ね♪」チュッ 京太郎「~~ッ!?」 はやり「またね!」 ?- 京太郎「んぁ?」 「まぁ起きる前にな」 京太郎「最初の場所か」 「扉が二つほど増えたからな」スッ 京太郎「色欲と、暴食?」 「そう、あそこはレベルが違う、まぁ自分自身の世界を知る機会なんてそうそうないからな……楽しんで来い」ニッ 京太郎「嫌な感じ」 「あぁ、だろうと思う……また次の夜に会おう」 京太郎「……おぅ」 73日目- 朝- 京太郎「ん、もう朝かぁ……」 咏「んぅ~……」zzz 京太郎「俺は最低だぁ」ハァ 京太郎「ずっと落ち込んでてもしょうがないよな、どうするかぁ」 京太郎「さっさとシャワーを浴びよう、たぶん匂いがついてるだろうし」ウン 咏「ん~どしたの?」 京太郎「シャワーをと思いまして」 咏「あたしも一緒に入るよ」 京太郎「りょ、了解っす」グッ 京太郎(昨日あんなにしたし、大丈夫だよな?) 京太郎「ふぅ、さっぱりしたぁ」 咏「そうだねぇー、知らんけど」フフッ 京太郎「ん、どっか言ったりしますか?」 咏「あれ、珍しいじゃね、京ちゃんがそんなこと言うの」 京太郎「そうですか?」 咏「うん、あまり構ってくんないしー」ケラケラ 京太郎「んー」 咏「まぁ私はどっちでもいいけど、家の中でもいろいろできるしー、知らんけど!」 京太郎「出かけましょうか、せっかくですし朝ご飯も食べて」 咏「ん~じゃあ着物どれにしよっかな~」 京太郎(やっぱ着物なんだ……まぁ私服だと正直大人に見えないからなぁ) 京太郎「さて、どこ行きますか」 咏「……わっかんねー、」 京太郎「じゃあ~」 京太郎「浅草とかにしときますか!」 咏「浅草って、まぁいいけど人多いよ?」 京太郎「どこ行っても人は多いでしょうし、なんか咏さん合いそうだなぁって」 咏「へぇ……じゃ、行こうか♪」 京太郎「はい!」 浅草- 京太郎「おお、にぎわってますね……屋台も出てますし」 咏「いつもこんな感じだけどね」 京太郎「結構来るんですか?」 咏「そんないうほどでもないけど、どこ行こうか~」 京太郎「うおっ人が多いっ!」 咏「ん~暑い」パシッ 京太郎「ん?」ギュッ 咏「ほら、はぐれるとまずいから……手をね?わ、わかんねーけど」 京太郎(かわいい) 咏「好きな店入りなよ、時計とかは高いから買ってやんねーけど」 京太郎「あはは、興味もありませんしね」 咏「きっとプロになったらテレビとかも出るんだろうけど、京ちゃんだったらテレビ映えもするし」 京太郎「そうですかね?」ハハッ 京太郎(満更でもない顔してんだろうなぁ) 咏「京ちゃん時計を買うとか」 京太郎「ぞっとします」 咏「仕掛け人やりたいな~」 京太郎「怖いっす!」 昼前- 京太郎「そういえば結局朝ご飯食べてませんねー」 咏「おなかすいたんじゃねー?」 京太郎「適当に探して入りますか~」 京太郎「どっかほかの場所に行きますか」 咏「そだね~」 京太郎「さすがゴック、なんともないぜ!」 咏「いや、水陸両用ならあたしはカプール一択だね」 京太郎「え~」 咏「あの丸いのが良いんじゃないか」 京太郎「なるほど」 昼- 京太郎「よさげな店があってよかったですね~」 咏「そだね、結構おいしそうなのあるし」 京太郎「俺はこの天丼にしときます」 咏「じゃあ、あたしは何にしよっかな~」 京太郎「ん?」 京太郎(んぁ、あれって……) ??「おいメグ、あまりかきこむな、喉に詰めるぞ」 ??「んぐっ、でもサトハ……日本の料理は美味い!」 ??「わかったから少し落ち着いて食べろ」 京太郎(ッ、臨海女子の辻垣内智葉とメガンダヴァン!?)ハッ 京太郎(全国インハイの選手がなんでこんなところにッ) 咏「京ちゃん、決まったよー」 京太郎「あ、はい、じゃあ注文しちゃいましょうか」 京太郎(いや、まさかこんな場所であの臨海女子を見つけるとは思わなかったなぁ) 咏「……」ムッ 京太郎「痛ッ!?」バッ 京太郎「う、咏さん?」 咏「わかんねー」フイッ 京太郎「今、蹴りましたよね?」 咏「知らんし」プイッ 京太郎(……なぜ蹴られたしッ!) 京太郎(よし、チラっとだけな……)チラッチラッ 咏(むぅっ……) 京太郎(ん、大物のオーラはするが、一体何者なのか……)ゴクリッ 咏(京ちゃんのばかっ!) 智葉(奴は、長野の須賀京太郎……よもやこんなところで顔を合わすことになるなんてな)フッ 昼過ぎ- 京太郎「すみませんでしたほんと」 咏「知らんし」プイッ 京太郎「埋め合わせはしますから!」 咏「……絶対?」 京太郎「はい!」 咏「じゃあ、約束だから」ギュッ 京太郎「はい」ギュッ 咏(京ちゃんの手、大きいなぁ) 咏「あれ、そういえば帰らなくて良いの……?さすがに帰ったほうが良いんじゃない?」 京太郎「あぁ、そうですねー」 京太郎「そろそろ帰ります」 咏「そっか、なら荷物取りに帰ってから駅行かないとねー」 京太郎「はい」 駅- 京太郎「それじゃあ帰りますね」 咏「うん、また行ったりするかもしんないからねぇ」 京太郎「了解っす、楽しみにしてますよ」ニッ 咏「うん……またね!」ニコッ 京太郎「また!」 長野- 京太郎「ふぅ、なつかしき我が故郷!」ゴッ ネェママー ミチャイケマセン! 京太郎(……さて、帰るか) 智美「ワハハ、京太郎じゃないかー」 京太郎「あれ、蒲原さん?」 智美「久しぶりだな、最近長野で見ないって噂になってたぞー」 京太郎「しばらく東京にいましたからね」 智美「個人戦はしばらく先だぞー?」 京太郎「いや、そういうことじゃなくてですね」 智美「まぁ、モモもさびしがってるからそろそろ会ってやってくれ、またなー」 京太郎「あ、はいまた!」フリフリ 京太郎「夜風が気持ちいいなぁ」 京太郎(どっか寄ってくか?) 京太郎「ん~」 モモ「京さん!」ダキッ 京太郎「ぬおっ!?」ビクッ モモ「久しぶりっすね!」 京太郎「あぁ、そうだなー久しぶりだな」ハハッ モモ「ん、なんかいつもの匂いと違うっすね」スンスン 京太郎「匂うな匂うな!」 モモ「なんでっすか?」 京太郎「なんで良いと思った?俺も匂うぞ?」 モモ「しょ、しょうがないっすね」 京太郎「冗談だよ」 モモ「え~」 京太郎「まぁ良いけど」 モモ「とりあえず、また遊んでくださいね♪」 京太郎「おう、また電話する」ナデナデ モモ「はいっす!」ビシッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「久々の我が家は良いな……俺、もう大人なんだな」キリッ 京太郎「ん、メール?」 京太郎「えっと、一件か」 差出人:歩 本文『さっきハギヨシさんが帰ってきたって言ってたけど、帰ってきたの?』 京太郎「ん、さすがハギヨシさんだな」 本文『おう、やっぱこっちの方が空気が良いよ』 差出人:歩 本文『へぇ、まぁ今度行くわけだけどね』 京太郎「そういやそうだなぁ」 本文『そしたらいろいろ場所紹介してやるからな!』 差出人:歩 本文『別に良いけど、まぁ楽しみにしてるから また学校でね、おやすみ』 京太郎「おやすみっっと」 龍門渕家・歩部屋- 歩「まったく、しばらく学校にも顔出さないでなにやってんだか……」ハァ 歩「たくどうすんのよこの状況、龍門渕の全員あんたに気があるってどういうことよ、もぉ」 歩(ろくなことにならない予感しかしないっつーの)ハァ 自宅・自室- 京太郎「さて、寝るかな!」 カピー「カピ!」ドウシタ? 京太郎「寝るんだよ、あ、カピーって水陸両用ならどれ?」 カピー「カピ」アビスガンダム! 京太郎「おやすみカピー」 カピー「カピッ!?」ナンデ!? 73日目終了-
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トシさん第一話。 番外編 トシさんと京太郎 トシ「なにをしてるんだい?」 京太郎「久しぶりにだらけようかなって…」ダラァ… トシ「なんだい、皆がこないから拗ねたんだね」ゴソゴソ←炬燵に入って来る 京太郎「す、拗ねてませんよ!」 トシ「それならいいんだけどね…それにしてもあんたは来年度はどうするんだい?」 京太郎「何がですか?」 トシ「今年はシロ達がいるけど来年はいない…あんたとマトモに打ち合える人間がいなくなる。それでもあんたはここに残るのかい?」 京太郎「ええ、残りますよ。来年は確かにシロさん達が居ませんがトシさんはいますから」 トシ「…ふざけてるんじゃないよ?」 京太郎「巫山戯てませんよ」 トシ「こんな老いぼれの事を考えなくていいんだ。あんたはあんたの事を考えなさい」 京太郎「なら余計に俺は此処に居たいですね…俺はトシさんの側に居ますから」ワハハ トシ「…昔、私に同じ事を言った男はいなくなったんだけどね」 京太郎「えっ…?」 トシ「昔の事だよ…本当に昔のね…」 to be continued
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―麻雀部部室― 美幸「須賀くんの全裸が見たいっ!」 …… …… 梢「は?(威圧)」 美幸「梢ちゃん、蔑むような目で私を見ないで」 梢「いきなり何を言い出すかと思えば、そんなくだらない……」 澄子「見たいですね、全裸」 友香「京太郎の裸、はだか……///」 莉子「わ、私もちょっと興味が……」 梢「」 美幸「おっ、梢ちゃん以外の4人は興味ありだねー」 美幸「じゃあ、この4人で『須賀君の全裸を見ようの会』を発足します!」 オーパチパチ 澄子「じゃあ部長はほっといて、あっちで作戦会議をしましょう!」 梢「あ、あのっ……」 ガヤガヤワイワイ 梢「……」 梢(私は間違ってない間違ってない間違ってない) ワイワイガヤガヤ 梢「うぅっ……」 梢「……寂しいです」グスッ 美幸「で、どうやって須賀くんの裸を見るかなんだけど……」 梢「あ、あの~……」 澄子「そうですね……」 澄子「何か飲み物に睡眠薬でも盛りましょう」 澄子「それを彼が飲み、眠ってしまえばこっちのものです」 澄子「身ぐるみを剥がしてしまいましょう」 澄子「睡眠薬は椿野先輩なら簡単に入手できますよね?」 美幸(私が簡単に入手できるってどういう意味なのよもー) 美幸「そ、そうだね……ほかに案は?」 梢「み、みなさん……?」 友香「京太郎を脅迫して無理やり脱がせるんでー!」 美幸「ほう?詳しく詳しく」 友香「京太郎は莉子の全裸を見るっていう大罪を犯した!」 美幸(え、なにそれは) 澄子「まさか2人はそのような関係にっ!?」 莉子「い、いえ……ちょっとした不可抗力です///」 友香「おほん」 友香「ともかぁく!不可抗力とはいえ女子の裸を見たのは事実!」 友香「このネタで揺すって脱がせれば問題ないっ!」フフン 澄子「問題大有りですよ、まったく」 莉子(依藤先輩案も大して変わらないんじゃないかな……) 美幸「んー、どちらも犯罪行為スレスレだよもー」 美幸「何かいい案はないもんか……」 梢「す、すいませ~ん……」 美幸「あ、いたんだ梢ちゃん」 美幸「もう帰ったと思ってたよ、でどうしたの?」 梢(うう、酷い言い方……) 梢「あ、あの、私もその会に入れてくれませんか?」 美幸「?、どういう風の吹き回しかな」 梢(本当は寂しいだけで、須賀くんの裸に興味はないですが……) 梢「わ、私も須賀くんの裸を見たくなって……」 澄子「ふんふむ、なるほど」 澄子「みなさん、ちょっとこちらに」 梢「?」 ゴニョゴニョコソコソ 梢(いったい何の話でしょうか) ゴニョゴニョ 美幸「えー」 美幸「梢ちゃん、あなたの裸に対する欲望、しかと伝わりました」 美幸「本来なら入会……と行きたいのですが1つ条件があります」 梢「条件?何ですか?」 美幸「それはね……ふふふ」ゲスガオ 澄子友香「ふふふ」ゲスガオ 莉子(大丈夫かなこの部活) カン!
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清澄高校麻雀部部室 京太郎「ツモ。メンタンピン三色赤一で3000、6000だ」パララララ 優希「うぅ~、犬の癖に生意気だじぇ……」 和「これでまた須賀君が2位ですね」ジャラジャラ 京太郎「一位はまた咲だけどな」 咲「たまたまだよ~。それより京ちゃん、また強くなったね」 京太郎「おう!みんなや師匠に鍛えてもらってるからな。今だったら個人戦で全国行けそうだぜ!」 まこ「あんたはまた調子に乗りよって」パシッ 久「ふふ。でも強くなったのは確かよね。私達みたいに特殊な能力があるわけでもないのに」 和「そんなオカルトありえません。でも最近の須賀くんは牌効率もしっかり理解してるみたいですね。時々理解出来ない打ち方もしますが……」 京太郎「それは咲とか部長の能力に合わせてるからだと思うぞ」 和「須賀くんまでそんなことを言うんですか!? そ・ん・な・オ・カ・ル・ト・あ・り・え・ま・せ・ん・!」 京太郎「ハハ。悪かったよ。デジタルの打ち方が上達したのは和のお陰だしな。ありがとう」 和「と、当然のことをしたまでです……」カァァ 咲「むぅ~。私だって京ちゃんに教えてるもん!」 京太郎「正直咲の打ち方はあんまり参考にならないな。この前なんて、テンパイ崩してまでカン材を待てとか言ってきたじゃねぇか」 咲「あのあとくる牌をカンして嶺上開花すれば良かったのに……」 京太郎「それが出来るのはお前だけだ!」ウリウリ 咲「京ちゃんっ止めてよっ」カァァ 久「はいはいそのくらいにしておきなさい。……そう言えば須賀くん、今日はなにかみんなに話があるとかいってなかった?」 まこ「そうなんか?なんじゃわりゃあ、それを先に言わんでどうするんかい」 京太郎「え、ええ。本当はもっと前に言わないといけなかったんですけど……」 久「なによ歯切れ悪いわね。さっさと言っちゃいなさい」 京太郎「俺……転校することになったんです」ハハ 優希「なっなんだとぅ!? それは本当なのか犬!」 咲「え……嘘だよね、京ちゃん?」 和「そんな素振り全くなかったですよね……?」 京太郎「いや、本当だ。みんなにはどうも言いだせなくてな……」 久「……どうしても、いかないといけないの?」 京太郎「ええ。親の仕事の関係で。俺もこっちで一人暮らしするって言ったんですけど……」 まこ「まあ、それなら仕方ないかのぉ」 優希「雑用はどうするんだ犬ぅ!お前は自分の仕事を途中で放り出すやつだったのか!?」 京太郎「済まん…… だけど安心しろ。クラスの男子でこの麻雀部の雑用をやっても良いってやつを見つけといたからさ」 咲「そんな……」 京太郎「ほら、この部の女の子はみんな可愛いだろ? だからそれ目当てで雑用しても良いっていう男子は山ほどいるんだよ。……俺みたいにな」 久「却下」 京太郎「え?」 和「須賀君が転校するのは仕方がありません。ですがその代わりに誰かを雑用として招くなんて、そんなオカルトありえませんよ」 京太郎「和……」 まこ「あんたはただの雑用としてこの部にいるんか? 違うじゃろ。あんたはこの麻雀部の大切な仲間じゃ」 京太郎「先輩……」ウッ 咲「京ちゃんの代わりなんて、誰も出来ないよ」 京太郎「咲……」グスッ 久「そういうこと。私の台詞、みんなが持っていっちゃったわね。それにあなた以上に上手く雑用が出来る人間がこの学校にいるとはとても思えないわ。他の人呼ぶくらいだったら自分達でやるわよ」 和「優希だって……本当はそんなことが言いたかったわけじゃないでしょう?」 優希「のっのどちゃ~ん」ポロポロ 京太郎「み、みんな……」ジーン まこ「それで? あんたはいつ転校するんじゃ?」 京太郎「実は……明後日なんです」 咲「ええっ!? そんなにすぐなの!」 和「随分急ですね……」 久「まあ落ち着きなさいよ。もしかしたら近場に転校するだけかもしれないじゃない」 京太郎「いえ、それが東京の学校なんです……」 まこ「それはまた遠いのぉ」 咲「お姉ちゃんと同じ東京……」 京太郎「ああ。その照さんが通ってる白糸台だよ。俺が行く高校は」 久「白糸台高校!?」 優希「なんか美味しそうな名前だじぇ」 和「しらたき糸こんにゃくじゃありませんよ」 まこ「白糸台高校と言えば全国大会二連覇の強豪校じゃろ? 大出世じゃのぉ」 咲「お姉ちゃん、また私の京ちゃんを……」 京太郎「どうした咲? ブツブツ言って」 咲「い、いや、なんでもないよ! それよりお姉ちゃんはこのこと知ってるの?」 京太郎「ん? いや、知らないと思うぞ。まず俺のことを覚えてすらないかもな」 咲「それはないよ……」 久「でも待ってよ。白糸台って男子麻雀部あったかしら?」 京太郎「ええ!? ないんですか!」 久「ごめん。詳しくは覚えてないわ。私の勘違いだったかも」 京太郎「まあ、行ったら分かるでしょう。なかったらまた一から作り直しますよ!」 まこ「なんじゃあ? 大きく出たの京太郎?」 和「須賀君。東京に行ってもまた個室でネット麻雀をしましょうね」 咲「私もやる!」 京太郎「ネト麻なら咲には負ける気がしないな」ハハ 咲「ひどいよ京ちゃん。それと、毎日一通はメールを送ること」 京太郎「お、おう……」 優希「それなら私は一日電話一本だじぇ!」 京太郎「ビールみたいに言うな!」 久「長期休暇は、また長野に返ってきてね。仕事いっぱい用意しておくから」 京太郎「ひどいですよ部長~」 まこ「ウチの店も半額にしちゃるけぇ」 京太郎「ありがとうございます!」 京太郎(俺はこうして、大切な仲間との別れを済ませ東京に引っ越した――――) 白糸台高校麻雀部廊下 京太郎「広いな~。この高校。また迷っちまった」キョロキョロ 麻雀部員A「あれ? どうしたの君? 迷子?」 京太郎(この人……先輩かな?) 京太郎「ああ済みません。麻雀部を探してるんですが」 麻雀部員A「麻雀部? ああそれならここだよ」 京太郎「ここと言いますと?」 麻雀部員A「ここの建物全部、麻雀部が使ってるんだよ」 京太郎「ええ!? この建物全部ですか!」 麻雀部員A「ふふ。君可愛い反応するね」 京太郎「いやいや誰でも驚きますよ。こんな大きな建物を使ってるなんて」 麻雀部員A「ウチはインターハイ王者だからね。高校側もかなり力をかけてるのよ」 京太郎「へぇ~」 麻雀部員B「あっA! こんなところにいたんだ! もう練習始まるよ!」 麻雀部員A「分かった~! じゃあ練習行ってくるね! 私も虎姫を目指さなきゃ!」 京太郎「虎姫……?」 麻雀部員B「ねぇちょっと! 今のイケメン誰? 知り合い?」 麻雀部員A「いや、転校生だと思うよ。道に迷ってたみたいだから」 麻雀部員B「良いな~。私が先に見つけてれば良かった~」 白糸台高校麻雀部一軍虎姫専用部屋 京太郎「この建物全部が麻雀部ってことはこの一番デカイ部屋に行けば間違いはないか……」キィ 淡「あぁ~。もう今日は暑いなぁ~。そうだ! スク水で麻雀をやろう!」ヌギヌギ 京太郎「」 照「……いいかも」スルッ 京太郎「」 誠子「では私はいっそ裸で!」ガバッ 京太郎「」 淡「いいねいいねセイコー! ほらもう一枚! ほらもう一枚!」 菫「止めろお前ら! 部活中だぞ!」 尭深「……」ズズッ 菫「渋谷も呑気にお茶なんか飲んでないでこいつらを止めろ!」 照「淡……菫をひん剥こう」 淡「オッケーテルー!」 菫「おっお前ら! 止めろ! 脱がすな!」ズルズル 誠子「ヒット!」 菫「ヒットじゃない! 制服を釣り上げるな! あと部室に釣り竿を持ち込むな!」スポーン 京太郎「」 誠子「先輩もアーチェリー持ち込んでるじゃないですか。おあいこですよ」 菫「そもそも釣り竿衣服を釣り上げるためのものではない! それに誰か来たらどうす……る」 京太郎「」 京太郎(ヤバイ、気付かれた。俺の人生終わったな。……社会的に) 菫「……」カツカツカツカツバタンッ 淡「ちょ、ちょっとスミレン!? なんでアーチェリー持ち出してるの!」 菫「うるさい離せ大星。あいつを殺して私も死ぬ!」 京太郎(扉の向こうから声が聞こえる…… 俺、生命的にも死ぬかも) 照「みんな、菫を落ち着かせといて……」キィ 京太郎「て、照さん……!」 照「京ちゃん……? やっぱり京ちゃんだったんだ」ギュッ 京太郎「ててて照さん! いきなりそんな抱きつかないでください!」 照「ごめん…… でもなんでこんなところに? それにその制服……」パッ 京太郎「実は今週から白糸台に転入してきたんですよ」 照「本当? じゃあ前みたいに一緒に学校通えるの? また一緒に暮らせるの?」 京太郎「まるで以前同棲してた時期があるかのように言うのは止めてください。誤解を招きます」 照「だけどなんで麻雀部に? 京ちゃん麻雀しなかったはずじゃ……」 京太郎「高校から始めたんですよ。咲達と一緒に」 照「咲……」 京太郎「そう言えば照さん、咲と喧嘩してるんですっけ?」 照「うん…… でも今度は咲が口を聞いてくれなくなるかも」 京太郎「え? なんでですか?」 照「……京ちゃんの鈍感」ジトッ 京太郎(なんで俺が睨まれてるんだ? だけど照さん、こんな表情も可愛いなぁ) 照「……そんなに見つめられると照れる」 京太郎「ハハ。『照』さんだけにってですか」 照「京ちゃん……オヤジ臭い」クスッ 京太郎「結構傷つきましたよ今の!」ガーン 照「ふふっ」 京太郎「でも、照さんとこうして話すのも本当に久しぶりですね。照さん、なにも言わずに東京行っちゃうし」 照「それには理由が……」 京太郎「理由?」 照「……それはあとで話す。それより、みんなに京ちゃんのことを紹介する」 京太郎「あっ。そういえば。 ……怒ってないと良いですけど」 照「……怒ってると思うよ」 京太郎「ですよね~」 照「でも、きちんと謝れば菫も許してくれる」 京太郎「あの長髪の美人な先輩、菫さんって言うんですか」 照「京ちゃん……」ムゥ 京太郎「あれ? どうしたんですか顔なんかしかめて」 照「……菫に京ちゃんが故意で覗いてたって言いつける」 京太郎「殺す気ですか!? 文字通り蜂の巣になっちゃいますよ俺!」 照「それなら態度を改めるべき……」 京太郎(俺はなんで照さんの機嫌が悪くなったのか分からないまま、照さんによってチーム虎姫に紹介してもらった) 京太郎「こんにちは。今週から白糸台に転校してきた須賀京太郎といいます。えー、照さんには幼い頃からお世話になってまして……」 淡「へー。テルーにこんなかっこいい幼馴染がいたなんて、私ファーストイヤーだよ」 京太郎(この子も可愛いなー。なんていうか、凄い純真な感じがする。しかも今かっこいいって言ったよな! いやっほう! 俺にも春が来ましたよ師匠!) 菫「そういえば照が一年のとき、『長野にフィアンセを残してきた』とかなんとか戯言を言っていたが、それが君か」 照「戯言……」ガーン 京太郎「えっと、菫さんでしたっけ。さっきは本当に済みませんでした!まさか着替えてるとは思わなくて」ズザッ 菫「い、いや。こちらこそ見苦しいものを見させてしまったな」 京太郎「いえ! 見苦しいなんてとんでもありません! 眼福でした!」 尭深「欲望に正直ですね……」ズズッ 菫「も、元々部室は着替えるための場所ではないしな。麻雀部はユニフォームがあるわけでもないし。……悪いのは悪のりしたこいつらだ」ギロッ 誠子「わ、私は淡が始めたから仕方がなく……」 淡「ひどいよセイコー! 私の所為にするの!? テルーもセイコーもノリノリだったじゃん!」 菫「お前ら三人ともだ!」 照「菫は冗談が通じない……」 菫「それに須賀くんも!」 京太郎「は、はい!」 菫「見てしまったものは仕方ないがすぐに声をかけるとかドアを閉めるとかはできただろう。何故ずっと傍観していたんだ?」ゴゴゴ 京太郎(この人美人だけど怒ると怖いなぁ。……ここは正直に言うべきか) 京太郎「あまりにも魅力的だったんで、目を逸らすのを忘れてしまいました……」 菫「なっ! なななっ!」カァァァッ 尭深「弘世先輩落ち着いて」ズズッ 菫「君は良くもそんな恥ずかしいことが言えるな!」 京太郎「済みません。でも、本心ですので」 菫「……ぁ」カァァァッ 淡「スミレン顔真っ赤だよ~? 可愛い~!」 照「京ちゃん……」ギュルルル 菫「茶化すな! ゴ、ゴホン。それで? 須賀くんはなんのようでここにきたんだ?」 京太郎「ああ。男子麻雀部を探しに来たんです」 尭深「……男子麻雀部ならもうないですよ?」 京太郎「ええ!? ……部長が言っていたのは本当だったのか」 菫「須賀くんは麻雀部志望だったのか」 京太郎「ええ。今渋谷先輩、『もう』って言いましたよね。前は男子麻雀部あったんですか?」 照「うっ……」 菫「一昨年までな」 京太郎「何故なくなったんです?」 誠子「京太郎にその原因となった4・12事件のことを教えてやろう」 京太郎「4・12事件?」 誠子「4・12事件とは一昨年、宮永先輩と弘世先輩が入学したときに怒った事件だ」 照「誠子、その話はやめて……」 誠子「そのときは白糸台高校女子麻雀部はまだそんなに強くなくてな。女子の部員数も少なかった」 京太郎「以外ですね。今はこんなに部員数がいるのに」 誠子「その頃の女子部員は男子の練習に混じってやっていて、宮永先輩や弘世先輩も例外じゃなかった」 照「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」 誠子「当時から化物染みていた宮永先輩はあろうことか――男子部員全員をハコにしたんだ」 京太郎「えっ?」 誠子「日頃から努力を重ね、西東京代表として全国大会に出場したレギュラーの選手までハコにされ、男子部員の心は完全に折れた」 照「ううう」 誠子「ハコにされた男子部員はなにもない虚空を見つめしきりに『あいつから虎のオーラが見えた』と呟いていたそうだ」 京太郎「ってことはレギュラーにつけられてるこの虎姫っていう通称は……」 誠子「そうだ。この事件からきている」 菫「もっとも、私達が一年の頃には違う通称だったがな」 淡「どんなんだったの?」 菫「『王虎』。それが白糸台女子麻雀部一軍の通称だった」 淡「かっこいいー! そっちの方が強そうじゃん! なんで『虎姫』になったの?」 菫「照が気に入らないと言ってな、無理矢理『姫』という字を付け加えたんだ」 京太郎「照さん意外と可愛いもの好きですもんね」 照「それだけじゃない……」 京太郎「え?」 照「京ちゃん、昔咲と三人でおままごとやってたの覚えてる?」 京太郎「え? ああ、確か咲の要望でずっとシンデレラをやってましたね」 照「そう。咲はずっとお姫さまで、私はずっと意地悪な姉だった……」 菫「照…… それは流石に可哀想だな」 照「『お姉ちゃんはお姉ちゃんだからお姉ちゃんの役やってね』って……」 誠子「それはひどい」 照「だから、ずっと京ちゃんに姫って呼ばれてた咲が羨ましかった。それが理由」 京太郎(照さん……) 京太郎「……姫」スッ 照「え?」 京太郎「済みません。ずっと近くにいたのに気付いてあげられなくて。これからは一緒の高校に通うんですから毎日でも呼ばせてもらいますよ」ニコッ 照「京ちゃん……」グスッ 菫「のろけはそこまでにしてもらおうか」イラッ 菫(全く。さっき私を魅力的だと言っておいて、すぐに照にデレデレして……) 菫(いや、それ以前になんで私イライラしてるんだ? ……そうか! 色んな女性に不誠実に接する須賀くんに怒っているのか! 私は風紀にはうるさいからな) 菫「大丈夫。大丈夫だ」 誠子「どうしたんですいきなり? なにが大丈夫なんですか?」 菫「いや、なんでもない。……須賀くん。言っておくが、節操がないのは良くないぞ」 京太郎「え? ああはい。気をつけます」 尭深「……そういう経緯があって、男子麻雀部は牌を握れなくなって解散したんです。そのあと作り直そうとする生徒も出てきてませんし……」 京太郎「そうなんですか……」 照「私の所為で……」 京太郎「照さんの所為じゃないです。その人達が本当に麻雀が好きならまた始めますよ。それに、俺は本気で戦ってもらえない方が悲しいです」 菫「それは言えてるな。残酷なもの言いになるが、あそこで心が折れるならあの人達はそこまでということなんだろう。照。お前が全力を出さなかった方がよっぽど失礼だ」 照「京ちゃん、菫……」 京太郎「俺なんて累計百回以上はとばされてますからね。慣れたもんですよ」ヘヘッ 淡「京太郎。それは自慢げに言うことじゃないよ」 京太郎「ところがそうでもないぜ? そのおかげで俺は強くなったんだから」 尭深「……それでどうするんですか? 男子麻雀部」 京太郎「そうですね…… また一から作り直しますかね」 尭深「……それは難しいと思います」 京太郎「どうしてですか?」 尭深「……女子とのレベルの違いに絶望して、入ろうと思う男子が少ないから」 淡「あー。確かにそれはあるかも」 京太郎「そうか……」 菫「……取り敢えず、今日は私達の練習を見ていったらどうだ?」 京太郎「え!? 良いんですか?」 菫「同じ麻雀好きの同志をこのまま手ぶらで帰すわけにもいかないからな。ちょうど今からCルームで無差別特打ちをやる。もし良かったら見ていけ」 京太郎「はい! よろこんで!」 白糸台高校麻雀部Cルーム 菫「みんな良く聞いてくれ。今から毎週恒例の無差別特打ちを始める。二軍だろうとレギュラーだろうと遠慮なく倒せ。全てのレギュラーはこの場で勝ち取ってきたんだからな」 キャー! ブチョー! カッコイイー! ケッコンシテー! 京太郎(菫さん、凄い人気だな……) 菫「そして今日はこの一年生が見学するが気にせずいつものように打ってくれ」 ネェネェイガイトカッコヨクナイ? カワイイー! 麻雀部員A「あ! あのときの!」 京太郎「あ、あのときはどうも」 菫「なんだ? お前ら知り合いか?」 京太郎「ええ。ここで道に迷ったときに」 菫「そうか……」 菫「ではみんな卓についてくれ。あとレギュラーを取り合うのはやめろ。そのうち圧死する」 京太郎(菫さんのその言葉を封切りに全ての卓で対局が始まったのでしばらくそれを眺めていた俺だが、途中でついに雑用の波動に目覚めてしまった) 京太郎(こんだけ広い建物だ。まずは掃除だな) 京太郎(一旦Cルームから退出し、建物全体を見て回る。……やっぱり広いから掃除が行き届いてないな) 京太郎(掃除用具を探してみるが、あったのは箒、ちりとりくらい。全く。前に龍門渕でバイトしたときにはこれの百倍は種類があったぞ) 京太郎(その他も酷い。無料で使えるジュースボックスもオレンジジュースは切れかかってるし、午後の紅茶も賞味期限ギリギリだ) 京太郎(俺は建物内を全部見終わると、買い出ししないといけないものをメモにまとめCルームに戻った) 京太郎「菫さん。お忙しいところ済みません、お願いがあるのですが……」 菫「いや、ちょうど今半荘が終わったばかりだ。それで? お願いとはなんだ?」 京太郎「買いだしたいものがあるので部費をお預かり出来ませんでしょうか?」 菫「部費を? あーオレンジジュースとかが確かに切れかかってたな。だがそんな雑用を君にやらせるわけにはいかないさ」 京太郎「良いんですよ。慣れてるんで。遠慮しないでください」 菫「君がそこまで言うのだったら……頼ませてもらおうかな」 京太郎「はい! お任せください!」 菫「部費はさっきの虎姫専用部屋の金庫の中にあるからな。もちろん、領収書は忘れずに頼む。暗証番号は4110だ」 京太郎「分かりました! でもそんな重要な番号、俺に教えて良かったんですか?」 菫「信用してるからな。君は天地がひっくり返っても横領などはしなさそうだ」ニコッ 京太郎(この人が笑ってるの初めて見たけど……) 京太郎「……菫さん。元々美人ですけど、笑うともっと可愛いですね」 菫「ななななにを言っているんだ君は! 良いから早く行ってこい!」ボンッ 菫(なんなんだこいつは! いつも油断してるときにこんなっ……嬉し、いや恥ずかしいことを) 麻雀部員C「部長? どうしたんですかにやけて? なにかあったんですか? それに顔も真っ赤ですし……」 菫「見るなぁ! 射抜くぞ!」 麻雀部員C「ひぃ! す、済みませんでした!」 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/02(金) 03 23 27.52 ID zkQuonkd0 済みませんこのスレは落としてください 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/11/02(金) 03 28 20.99 ID zkQuonkd0 研究会の先輩がプログラミングの宿題が終わらないから手伝ってくれとアパートまで来たので、今夜は徹夜で作業しなければならなくなりました ボリューム的にはまだ10分の1くらいなのでまた新しく立てたいと思います
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京太郎「また瑞原さんの番組に出ることになったからあいさつ回りしに来たけど……」 京太郎「なんで俺一人なんだ……」ドヨーン 京太郎「まあこうなった以上しょうがない。瑞原さん今よろしいですかー?」コンコン はやり「はーい大丈夫ですよー」 京太郎「こんにちは、瑞原さん。今日はお願いします」 はやり「うん、よろしくねー。って、咏ちゃんはどうしたの?」 京太郎「『今日は京太郎くんにまかせるわー。わっかんねー』とか何とか言ってました」 はやり「はは、咏ちゃんらしいというかなんというか。京太郎くんも大変だね」 京太郎「流石に慣れましたかねー。それじゃ、番組頑張ってください」 コンコン はやり「あ、ヤバ。須賀君こっち!」 京太郎「えちょ」 ガチャ 脚本家「っかしーなー。はやりちゃんいないのか」 京太郎「い、いきなりなんですか」ヒソヒソ はやり「あの人しつこく食事に行こうって誘ってくるから……つい」 京太郎「だからってロッカーの中ですか……」 京太郎(うああ狭いから瑞原さんのオモチが腕に!)フニフニ はやり「うう、早く帰ってよぉ……」プルプル 京太郎(そうだ早く帰れ!理性が持たない!でも帰ってほしくない!) 脚本家「しかたない。帰ってくるまでまってるか」 はやり「えぇっ!……もごもご」 京太郎「大声出したらバレちゃいますよ!」 はやり「ご、ごめん……」 京太郎(く、唇もやわらかい) はやり「でも狭いとこにいるとちょっと変な気持ちに……」 京太郎「ファッ!?」 はやり「ご、ごめんね変なこと言って」モジモジ 京太郎「お、俺も一応男なんであんまりそういう事言われると……」 脚本家「来ないじゃないか!」ガタッ 京太郎「!」 はやり「!」 脚本家「しかたない、戻るか」キィ…バタン 京太郎「さ、さてあの人もいなくなったことですし出ましょうか!」 はやり「…」ギュッ 京太郎「どうして、俺の袖を掴むんですか…」 はやり「ねぇ、京太郎くんさえ良ければこのまま―――」 はやり「ねぇ京太郎くんさえ良ければこのまま―――」 京太郎(いいのか、このまま流されて……?) ――良い訳がない。頭ではわかっているのだが はやり「京太郎くん……」 所謂「涙目上目遣い」というものは、男に否と言わせない力があるようで。 京太郎「どうなっても知りませんからね!」 結局京太郎は流される事を選んだのだった。 ―――― 京太郎「で、俺はどうすればいいですか、はやりさん」 はやり「ま、まずはね…ききき、キスとかしたいかな」 京太郎(うわーめっちゃウブだなこの人) 京太郎「いいですよ。キスしましょう」 はやり「わ、わかった。んっ……」 目を閉じて突き出された唇に、そっと自分の唇を重ねる。 短い時間の間触れさせ、離す。 京太郎「ぷは、お次はどうするんムグッ?」 そこにもう一度瑞原さんが重ねてきた。 はやり「んぅ、じゅるっ!」 京太郎(っちょ舌が、舌が!) はやり「はむ、ちゅっ……ぷはぁ」トロン 京太郎「瑞原さん、顔真っ赤ですね(というかエロい…)」 はやり「うふっ、京太郎くんもね」 ―――― するする、とお互いに服を脱ぐ。ここは一応控え室なのだけれど、もはやそんなことを気にしている場合じゃない。 目の前の双丘に俺の意識は向いていた。 はやり「そんなに見つめられると、恥ずかしいかな……」 京太郎「そう言われても悲しい性というかですねいやその」 はやり「おっぱい、そんなに好きなんだ……。それならちょっと恥ずかしいけど。んぅ」 京太郎「うおぉ……」 はやり「はあぁ、すごく熱い。それにビクビクしてる……」 京太郎「あ、これ、やば」 はやり「じゃ、じゃあ動かすね……」 ずにゅ、にゅぷ、にゅる、すでに出ている先走りが潤滑剤となっているようで、淫猥な音を立てながら上下に俺のモノを刺激する。 京太郎「ぅく、は、駄目だ、出る――」 はやり「んはあっ、すご……」 いきよいよく飛び出た精液は、瑞原さんの顔と、胸を白く汚していた。 京太郎「ごめんなさい!」 はやり「大丈夫だから、気にしなくてもいいよ。私のほうがおねーさんだし、これくらいなんともないって」 はやり「まさかここまできて最後までシないなんて、言わないよね……?」 京太郎「ええ、覚悟は決めましたよ」 はやり「うん、ありがとう。それじゃ私の初めて……もらって?」 京太郎「……はい」 ツププブチィ はやり「ううう、うっ。はぁ、はぁ」 京太郎「大丈夫ですか……?」 はやり「だいじょぶ、だから、動いていいよっ」 動いても、と言われても俺も初めての感覚で腰が浮いてしまっている。 それでもぎこちなく腰を動かし始める。 ずちゅ、ぐちゅ はやり「ん、っくぅ、ふぁ、はぁっ!」 何度か繰り返していくうちに瑞原さんの声にも徐々に嬌声が混じり始めてくる。 それと同時にこっちの限界も近づいてくる。 はやり「はぁっ、中でビクビクしてるっ!このまま中でっ!」 京太郎「ぐぅ、それはダメですって!早く抜かないと!」 はやり「大丈夫、大丈夫だからっ!」 京太郎(すごい力だっ、離せない……) 京太郎「くっ、出る!」 昇りつめる衝動に抗えず、精を瑞原さんの中に吐き出す。 はやり「お腹の中が熱い……京太郎くんのが入ってきてる……」 そんなことを言いながら自分のお腹に手を当てる瑞原さんを見て、自分はとんでもないことをしてしまったのではないかと俺は考えていた――― 京太郎「はぁ、また瑞原さんの番組か……ほとんど週1ペースで咏さんに出演依頼出してるよなあの人」 京太郎「あの日からあからさまに様子がおかしくなったんだよな」ハァ 京太郎「そうこう言っているうちに控え室の前までついてしまった」 コンコンガチャッ はやり「もう、遅いよ京太郎くん!はやり、ずっとずっとずっと待ってたんだから!」パァ 京太郎「は、はぁ」 はやり「やっぱり咏ちゃんが何かしたの?いやそうだよねそうに決まってるよね京太郎くんがはやりに会いにこないはずがないんだから」ブツブツ 京太郎(うわー) はやり「そうだ、京太郎くんがはやりの付き人になればいいんだよ!咏ちゃんなんかよりずっとずっとずっとずっとずっといいはずだから!」グイィ 京太郎「痛っ!、瑞原さん爪が!爪が食い込んでます!」 はやり「瑞原さんだなんて呼ばないでよ、名前で呼んでっ!」ギュウ 京太郎「は、はやりさん、離してください!っつ!」プチッ はやり「あ、血がでちゃった……ごめんね京太郎くん。今綺麗にするから……」ペロ はやり「ちゅぱ、ふふ、京太郎くんの血……京太郎くんがはやりの中に入ってくる……」トロン はやり「はぁ、京太郎くんと一つになってる……」コウコツ 京太郎「はやりさん!いい加減にして下さい!」バシ はやり「あうっ!」バタン 京太郎「あ……すみません」 はやり「なんでこんな事するの?あそっかぁ咏ちゃんが京太郎くんのことを誑かしてるんだ。あの雌猫、ユルサナイ……」ブツブツ はやり「京太郎くんにははやりだけいればいいのに、京太郎くんに色目を使う女はみんな、遠ざけないと」ブツブツ はやり「京太郎くんは待ってねね、今から行ってくるから……」 京太郎「……っ!」ゾクッ 京太郎「ま、待ってください!咏さんに何をする気なんですか?」 はやり「ちょっと、おはなしするだけだよ。大丈夫だから京太郎くんは待っててね」 京太郎「咏さんに何かするつもりなら、行かせるわけにはいきませんよっぐう?」 京太郎(首締まって……っ!?なんて力だ) はやり「どうしてはやりのこと、見てくれないの?」 はやり「わかったぁ。お前、京太郎じゃないな!返せ!はやりの京太郎くんをどこにやった!」 京太郎「ぐっ、がっ。は、はやりさ、やめ」 はやり「早く!言え言え言えいえいえいえいえいえイエイエイエイエイエイエ」 京太郎(駄目だ、意識が―――) 京太郎「」グタ はやり「き、京太郎くん?あれ、私なんで……」 はやり「え、ウソ、京太郎くん、え、ああ、あああああ」ガクガク はやり「嫌だ、嫌だよ、きょうたろうくん、ああああ」ボロボロ はやり「あ、京太郎くん待っててね、今会いに行くから」 はやり「」グサ はやり「大丈夫だよきょうたろうくん、さびしくなんかさせない、はやりもきょうたろうくんのちかくがいいから……」 ――――fin
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郁乃「じゃあー、私適当に飲みもんとか買うてくるからー」(ふららー 京太郎「ぐっ……ククッ……耐えた……堪えきったぜっ……」 郁乃の猛攻に全体の三分の一近くの精神を失う……常人であれば(人間関係的に)死亡っ……! しかし京太郎、これを乗り切るっ……! 京太郎(……出掛ける前、保険を掛けておいたのが効いたっ……!) 自室のテーブルの奥深くっ……そこに所持する隠し財産! 京太郎(クク……クククッ……和や智紀を始めとする、あるカテゴリーに属する美女、美少女を集めた秘蔵本……。出版したはいいが、すぐに物言いがついたせいで発禁となった希少中の希少……!) 一時間前……郁乃達との待ち合わせに出発す一時間前、京太郎まさかのオモチ鑑賞……! それは体に余分な血を足すに等しい……! 下手をすれば高まった血圧による目眩、動悸息切れ……などを誘発する危険行為っ……! 京太郎「勝った……俺は、勝ったんだ、勝ったっ……!」(ポロ……ポロ…… 油断する……ここにきて京太郎……まさかの油断っ……! 恭子「……なあ、須賀君ちょっと聞いていい?」 京太郎「は、はい、どうしたんですか末原さん?」 恭子「うぅん、そんなたいしたこと違うよ。ちょっとさっき監督とやってたことについて聞きたいだけやから」 京太郎(そ、それって……う、腕に赤阪さんのオモチが引っ付いてたことか……!?) ざわ…… ざわ…… 京太郎(おそらく……末原さんはこう聞くはずだ……『腕にオモチが当たってたよね……気持ちよかった?』と……!) ざわ…… ざわ…… 京太郎(ククッ……なら俺が返す言葉は一択……これ以上なくシンプルっ……!) 京太郎、ここにきて二度目の油断っ……! 恭子の考えなら読める……そんな慢心……親しい仲という環境への甘えっ……! 恭子「…………あのな、さっき監督と腕組んでたけど――」 京太郎「…………ッ」 ざわ…… ざわ…… 京太郎、気付かない……恭子の質問には魔法がかけられていることにっ……! 恭子「腕にオモチなんて当たってへんかったでな?全然気持ちよくなかったでな?」 京太郎「いいえっ……そんなわけないじゃない――――ハッ!?」 肯定っ……京太郎、肯定してしまうっ……! 恭子「…………須賀君は正直者やね」(ニコッ 京太郎(す、末原さんの目が死んでる……)(ゾゾッ……! 恭子「フフ、ウフフフッ……」(ジ…… 京太郎「……す、すみませんでした、俺も…………やっぱり男のサガには抗い切れなかった――」 恭子「誰のでもええんやったら私でも――」(ポソリ…… ざわ…… 京太郎「え?」 恭子「フフ……なんでもないよ?ホント、なんでも……」(ジィー…… 京太郎「す、末原……さん?」 ざわ…… ざわ…… ざわ…… ざわ…… ざわ…… 恭子「――――――クスッ♪」 末原ちゃんにはヤンデレ似合いそうという風潮……ないよね、すまん。 え?まともなバージョンはないんかい? どないしょ……ひとまず終われ
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これで連休最後の場所になるが、俺は今鹿児島にある神社を探して右往左往している。 ここに関しては記憶がないから土地勘も何も無い。 ただ地図と目印さえあればいいので、目的地までそれほど苦労はしなかった。 でかい鳥居が見えて来て、それを潜って行く。 途中、人とすれ違った。 ここの巫女さんだろうか? 頑張って本殿までの道程を登っていったら声を掛けられた。 ナイスなおもちをお持ちの方でした。 「あの、参拝の方ですか?」 京太郎「ええ、ある意味墓参りですが。」 「?ここは神社なのですが……」 京太郎「ここに7歳くらいで亡くなった金髪の男の子はいませんでしたか?」 「!!……あの、一体どちら様でしょうか?」 京太郎「須賀です、須賀京太郎です、その反応を見る限り、何か心当たりがあるんですね?」 「……よく似てらっしゃいますね。」 京太郎「そうでしょうね。」 「……どうぞこちらへ。」 本殿の道程とは少しはずれて、普通の家らしき道程へと向かう。 京太郎「あの、何所へ向かうんでしょうか?」 「姫様のところです……」 京太郎「姫様?」 「姫様とは代々本家からの巫女を受け継いでいる神代小蒔のことです。」 京太郎「はぁ……それと、えーっと貴女は?」 「これは私としたことが……」 霞「申し遅れましたが、私、石戸霞と申します。」 京太郎「これはご丁寧に……」 霞「多分、姫様に会えば須賀さんの目的に沿うはずです。」 それだけ話してあとは口を噤んだ。 どうせ着けばわかるのだから。 家に着いたと思ったら石戸さんが家に入っていった。 霞「姫様お客様です。」 小蒔「はぇ?」 霞「お 客 様 で す」 小蒔「はいぃ!」 なんかやり取りがあったと思ったら誰かが家から出てきた。 これまたナイスなおもちをお持ちで…… 小蒔「この殿方がお客様ですか?」 霞「はい、ただ姫様というよりは……」 小蒔「寝れば良いのでしょうか?」 霞「はい、お願いしますね。」 神代さんが深呼吸をして目を閉じると、別人になったような気配がした。 神代さんが喋り出す、先ほどとは明らかに違う声で。 小蒔(?)「やあ、よくきたね。」 京太郎「お前か、やっと会えたぜ。」 小蒔(?)「何しに来たの?」 京太郎「なんていうか……そうだな、強いて言うなら墓参りとお礼だな。」 京太郎「お前には引っ張り上げてもらったしな。」 小蒔(?)「気にしないで、僕は君だから、だから引っ張り上げたんだ。」 京太郎「あと、なんで『俺達』と一緒にならなかったか聞いていいか?」 小蒔(京太郎)「まだこの人は安定しないからね……」 小蒔(京太郎)「だからまだ僕が付いててあげなきゃいけないんだ。」 京太郎「……いつ頃まで?」 小蒔(京太郎)「そうだね……君の寿命が尽きる前ってことは無いけど。」 小蒔(京太郎)「この人がお母さんになって、次代の巫女が育ったらかな?」 京太郎「元に戻るのは当分先だなー。」 小蒔(京太郎)「そうだね、早くお婿さん見つけないとね。」 小蒔(京太郎)「あ、でも、もしこの人に手を出したら承知しないからね?」 京太郎「うへ~剣呑、剣呑。」 京太郎「それより、お前は幸せだったか?」 小蒔(京太郎)「存在しない僕にそれを聞く?」 京太郎「それでも聞いておきたい。」 小蒔(京太郎)「……少なくともこの人の傍に居たいと思ってるよ、それだけ。」 京太郎「そっか、それならいいんだ。」 京太郎「最後にお前の墓参りに行くよ。」 「僕にお墓はないよ。」 京太郎「それでも行きたいんだ、お前は俺だからさ。」 「……好きにすると良いんじゃないかな?」 京太郎「好きにさせてもらうさ。」 小蒔「う~ん……」 小蒔「あ~おはようございます~……」 京太郎「神代さん、わざわざ、ありがとうございました。」 小蒔「いえ、私も久しぶりに会えましたので……」 小蒔「と、言いましても、顔や名前も声も、わからないのですが……」 京太郎「きっとまた、会えますよ、その男の子に。」 霞「それでは須賀さん、参りましょうか。」 京太郎「ええ。」 そう言って俺は石戸さんに連れられて本殿に向かい、お参りして帰った。 【重ならぬことを選んだ最後の一人】 京太郎(永水)・小蒔「「リンシャンツモ、スーカンツ、和了です。」」
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原作に行った京太郎5 京太郎「また会ったらか…出会った時と真逆だな」 京太郎「ああ…戻りてぇ」 ーーーーーー 夜 京太郎「ネトマの相手もスカイにも連絡先がないか……当たり前だよな」 【メッセージが届きました】 京太郎「えっ?」 From ?K この世界でない京太郎へ。 望むのなら全国に出ろ。 この世界に主に勝てる敵はいない。全てを薙ぎ払い、上を目指せ。 辛い事の何もない世界か辛い事があった世界か選ぶがいい。 そこにお前の望む答えがある。 京太郎「Kって誰だ?まさか小鍛冶義姉さん…いや、そんな事は無いはずだ。なら誰なんだ…」
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リクエスト if 宮守勢と義姉さん達と海に行く。 京太郎「青い空、青い海、そして美少女達…俺、生きてて良かったと真面目に最近思うですよ」 塞「はいはい、そんな馬鹿な事を言ってないでさっさとBBQセットを組み立てなさい」←緑のビキニ+パレオ 京太郎「あっ、それなら全部終わってますよ。あと、シロさん用の巨大浮き輪と胡桃さん用のそこそこの浮き輪、日焼けクリームも皆の者とエイスリンさん用のもありますし、パラソルやその他諸々の飲み物とかも全部できてますよ」 塞「…改めて京太郎が化け物に見えるわ」ハァ… 京太郎「なにいってるんですか、男ならこれくらいできて当たり前ですよ?」 塞「世の中の男が君見たいならそれはそれで恐ろしいよ」 京太郎「??」 豊音「きょーたろーくん?」←黒のビキニで走ってくる 京太郎「ああ、駄目ですよ豊音さんあんまりはしゃぐとこけ…」 トン…バタン! 京太郎「ああ…大丈夫ですか?」 豊音「だ、大丈夫だよ?」グスン… 胡桃「豊音、先に行ったら駄目だよ!」←学校指定スクール水着 シロ「…ああ、怠い」←水色のビキニ エイスリン[追いかけている絵]←白のスクール水着にパレオ装備 京太郎「…眼福だな」ツー←鼻血を垂らす 塞「…変態」 豊音「た、大変だよ、京太郎君が鼻血垂らしてるよ!」 胡桃「何時もの事だから大丈夫、大丈夫」 京太郎「大丈夫ですよ、豊音さん。それよりもそのビキニよく似合ってますよ。普段着があんまり露出が少ないから肌がより綺麗に見えますし」 豊音「あ、ありがとう」カァァ… 胡桃「また京太郎のジゴロの毒牙が…」 エイスリン[蛇の絵が書かれている] シロ「…だる」 京太郎「あれ、なんで胡桃さんはスク水なんだ?確か水着を買…」 胡桃「あー、それよりも京太郎のお姉さん達は何処にいるんだろ?」 塞「誤魔化したな…」ジト目 豊音「誤魔化した…」 胡桃「ご、誤魔化してないから!あれは今度京太郎と遊びに行く時に…はっ!」 塞「ほう…遊びに行くのか?」 豊音「気になるの…」 胡桃「わ、私は何もしらない!」ダッ… 塞「豊音!」ダッ… 豊音「大丈夫!」ダッ… 京太郎「皆、元気だな」 トントン… 京太郎「うん?」 エイスリン「に、にあう?」モジモジ 京太郎「oh、 very good」 エイスリン「Thank you」真っ赤 シロ「………京太郎、おんぶ」 ガシ… 京太郎「えっ、あっ、シロさん、それは色々と不味い!」 シロ「…怠くない」ダラぁ 健夜「し、シロちゃんは京君から離れるべきだよ!」←紺のスク水タイプ 良子「久しぶりの海ですね…」←赤のビキニ シロ「……フッ」←健夜の全体を見て鼻で笑う 健夜「…!久しぶり怒っちゃおうかな?」ゴッ…! 京太郎「はいはい、そんなつまらない事で怒らない。でも残念だな…健夜義姉さんのビキニ見たかったんだけどな」 健夜「うっ……京君のご飯が行けないんだー!」ダッ… 京太郎「なんだったんだ?」 シロ「京太郎が悪い…」 エイスリン「きょーたろー」[サンオイルを塗っている絵] 京太郎「…それは駄目だ」 エイスリン「ブー(拗ねている絵)」 シロ「私も怠いから塗って」 京太郎「俺、用事を思い出した…」 ぎゅう… シロ「逃がさない…」 京太郎「…あれ詰んだ」 胡桃「京太郎がオイル塗ってくれるの?」 豊音「私も塗って欲しいよ?」 塞「わ、私も…」 良子「私もお願いします」 健夜「わ、私も…」 京太郎「……あれ、でも役得なんじゃ」 カン!